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神棚の処分方法と注意点まとめ

執筆者の写真: Shinji IwataShinji Iwata

更新日:2024年10月21日

神棚を処分する際、正しい手順とマナーを守ることは非常に重要です。本記事では、神棚の処分に関する具体的な方法とその注意点について詳しく解説します。

神社での供養と処分から、自宅での適切な処分方法、さらには専門業者に依頼する場合のポイントまで、様々な選択肢を網羅しています。また、処分の際に必要な準備と儀式、さらにエチケットや環境への配慮といった重要な側面についても掘り下げます。

神棚を適切に処分することで、次に新しい神棚へと移行するためのスムーズな流れや、家庭内での清掃と浄化の方法、そして精神的な整理についても詳述しています。


神棚の様子



 

役割を終えた神棚の処分方法


神棚は長年にわたり家庭や職場で大切にされてきたものですが、引越しや模様替え、また神棚が古くなった場合には処分が必要になることがあります。また最近では空き家に放置されていたり、通常の流れでは整理できなかった神棚も巷に溢れています。

神棚の処分は敬意と礼を込めて行うことが重要であり、さまざまな方法があります。

次に神棚の処分方法について詳しく見ていきます。


神棚のある家


処分の方法や引取り先について



処分の依頼先とその方法については以下のような方法があります。


1,自治体のゴミ回収で処分する。

 神棚は30cm以上のサイズがありますので通常は粗大ゴミの扱いになり、行政のホームページに記載のある専用電話受付やネットの申し込みフォームから「粗大ゴミ引取りの予約」を入れて、当日に指定の場所に運ぶ流れとなります。この場合はお祓いが事前に必要です。お札類は取り外しておいてください。


2,神社に返納(持ち込む)する。

 近くの神社の社務所に電話して神棚の供養を引き受けてもらえるかどうかを確認してください。引取り可否の他に、一式ではなく「可燃物の引取りのみ」とか独自のルールもあるはずですのでそれも確認してください。当日に初穂料(玉串料)を添えて今までの感謝とともに返納します。


3,神棚を購入した店に処分を依頼する。

 新しい神棚を購入する場合は引取りをお願いできます。しない場合でも通常有償で対応してくれます。事前に確認してみてください。


4,供養の専門業者に依頼する。

 設置場所に来て取り外して引き取ってくれるか、梱包すれば郵送で受け付けてくれるところもあります。供養の業者の場合は通常燃やせない神具も含めて全部引き取ってくれるのでとても助かります。



 

具体的な流れと注意点



神社に返納するのが一般的。(注)燃えない神具は引取り不可

神棚の処分は神社への依頼が一般的です。初穂料とともに神社に持っていき、祈祷してお焚き上げしてもらいます。神社では、神棚やお札、お守りなどの神聖な品物を御霊抜きの儀式を通じて供養し、その後、適切に処分してくれます。御霊抜きの儀式では、神職が御霊を神棚から外し、感謝の言葉とともに清めの儀式を行います。一部の神社では、このような儀式が定期的に行われており、処分をお願いする際には事前に予約が必要な場合もあります。中にはたくさんのお焚き上げ品の返納があり、夕方になるとお焚き上げが毎日行われている大きな神社もあります。但し野焼きが条例や法律の規制で大きな都市部では実施できなくなったことから、すべての神社でお焚き上げをしているわけではなく、神棚のような大きなものを引き取ってくれるかどうかは事前に確認が必要です。


処分する方法は、御魂の宿るものか否かで分別して判断する

神棚を処分するときに注意が必要なのは、御魂が宿っている部分とそうでない部分で処分方法が異なる点です。そして素材によって不燃物と燃えるものがあります。

燃やせるもの(神棚本体、お札、お守り、榊など)は神社で引き取ってもらえますからこの処分方法が全段のとおり一般的なのですが、御魂を宿す重要な部分であるにもかかわらず神鏡は(お焚き上げできないので)引き取ってくれない場合があったりします。

その場合は鏡の部分だけを外して塩で清めて白い紙に包んで不燃ゴミとして処分します。台の木製の部分は本体と一緒にしてお焚き上げできます。その他、陶器のお供え物の器などは、特に神教上もその処分に関して神様を粗末に扱っていることにはなりませんので、不燃ゴミで大丈夫です。


そもそも運べない、という一番多いケース

そもそも神社なんて知らない、遠くて依頼できない、大きくて運べない、そんな調整の時間がない、というのが殆どの方の悩みです。つまり神社には持ち込めないという場合には、御魂のある部分のみを供養しあとは処分するというやり方が考えられます。

神棚の扉の中にあるお札やお守りは纏めてもコンパクトなので郵送で供養品を引き取ってくれる供養サービスを利用します。※神鏡も引き取ってくれるはずです。

本体は、塩で清め紙に包み燃えるゴミとして処分、そしてその他の陶器などは不燃ゴミをして処分します。


一番簡単な専門業者への依頼

全て任せるので何とかしてくれないか、高所の取り外しが高齢でできない、そういった事情の方には一番簡単で手間が無い専門業者への依頼をお勧めします。

たいていの場合、分別が不要で一括して引き取って神社に返納しお焚き上げしてくれます。

つまり専門業者は、神棚の一式の撤去から引取り、お祓い、お焚き上げまで一括でサービスを提供しており、忙しく細かく対応できない人や、不動産屋さんなど管理者の代理人や第三者にとって便利な選択肢です。電話して見積を聞いて、引取り先の住所を教えたら、引取り日程を決めるだけの流れとなります。※但し当日の追加費用の有無は確認して下さい。


専門業者に依頼する際には、信頼できる業者を選ぶことが重要ですが、供養ができないゴミ回収業者でも持って行ってくれるので、信仰心や適切な儀式の実施については分かりません。

神棚の処分は、日本の伝統文化において非常に重要な行為です。適切な処分方法を選択することで、神棚を大切にしてきた敬意を最後まで保つことができます。

なるべくなら安心して神棚の処分が行える供養専門の業者を選びましょう。



仏壇供養のさくらサービス東京なら、神棚の返納も受け付けております。



神棚の引取りは、60cmまでなら10,000円。それ以上の大きさは15,000円。関東圏なら出張料金2,000円~8,000円です。


その他の供養品(仏壇・位牌・遺影など)とセットでご依頼頂くと便利です。


郵送でも受け付けますので、その場合は出張料金はかかりません。

郵送サービスのご案内はコチラからご相談下さい。


ご検討くださいませ。



さくらサービスの神棚の引取り


神社でのお焚き上げの様子



 


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