top of page

仏壇の引越し、移動の方法について、その時 魂抜きは必要か?


仏壇の引っ越しを検討されている方は必要な儀式や費用や方法について参考にしてみてください。但しありきたりの慣習の紹介ではなく、筆者の考える現代風の考え方が中心です。まずは参考まで。



江戸時代から庶民に浸透してきた仏壇を家に置いて礼拝するスタイルは、近代の生活様式や社会背景には則しておらず、慣習を基本に無理にルールを守る必要はないと筆者は考えています。


では無理のない本当に必要な供養とは何なのでしょうか?

昔は「仏壇は動かすものではない」「ご先祖様をお祀りしている神聖な場所をむやみに変えることは避けましょう」「動かすときには魂を抜いて、移動後に入魂しましょう」という慣わしでした。

つまり何かとお坊さんを呼んで供養法要を行う必要があったのです。

今でもお寺に聞いたりインターネットで調べると「仏壇の移動には閉眼供養(へいげんくよう)お性根抜き(おしょうねぬき)が必要」と説かれています。

ここで誤解が少なからずあるのは、お仏壇には魂は入っていないということです。

ほとんどの宗派で示されることは魂が宿っているのは各宗派のご本尊(仏像と掛け軸)と位牌だけです。※宗派によってそもそも魂自体の概念が異なったり位牌が無かったりもします。

ですから仏壇の移動に供養が必要というのは誤解で、中にあるご本尊と位牌に移動に手間がかかるのです。



ではなぜ供養が必要なのでしょうか?

それは初めに信仰というベースがあって、皆さんの手元にある仏具は宗教法人によるお経が唱えられ物教に則った作法をたどってきた経緯があるからです。

仏壇をひいお爺さんが手に入れたとき、それは信仰があって手を合わせてきたわけです。それを引き継いできた子孫が無視したり粗末に扱うことは、血筋の上位者達への冒涜です。すくなくとも自分達が生まれてきた存在そのものへの感謝の念で信仰がなくとも手を合わせることが大切なことだと思います。

そのリスペクトがあって供養をすべきだという結論です。なんとなくバチが当たりそう、粗末に扱うのは世間体もあるし、・・・など表立っての理由は有りますが、そもそもの心根はやはり日本人のなかにある、魂はモノに宿るという概念的な心情にあるのだと思います。つまり捨てるときは魂を別にする、という発想になるわけです。

魂が作法に則って入れられていると分かっているものについては必ず魂抜きの法要を行いましょう、というルールはそういった前提で一般化しています。

お寺に確認したりすると、それはそれはありがたい言葉で飾られた「こうあるべき」論を教えて頂けると思います。それに共感すれば従えば良いですし、それはそれとして現代のライフスタイルにマッチした新しい選択もご先祖様に許してもらえると思えば周囲の意見を聞いたうえで行うこともありだと思います。


一番大事なことは生きている人を中心にした考え方です。

今のライフスタイルを前提に、ご先祖様や故人に対して感謝の気持ちを持ちつつそのスタイルが負担なく継続できることがもっとも重要だと思います。

狭いマンションにそ大きのまま仏壇を引き継ぐ必要はないですし、位牌が多くてスペースが大変ならモノは永代供養で整理すれば良いですし、お墓も不要だという一部のトレンドも間違いではないと感じます。決められた供養を継続するために、大きな経済的な負担を負うことはナンセンスです。気持ちも問題と言えばそれまでですが、小さな仏壇に変えてもいいですし、お寺で位牌をお焚き上げして永久に供養してもらうことも問題ありません。お墓だって一般庶民が建立し始めたのは江戸時代の天保(墓石制限令)からですから200年ほどの歴史しかないんです。



話を戻して、仏壇の引っ越しの方法について。

そもそも仏壇の目的はご先祖様をお祀りすることですからその場所を移動するのに大きな金銭的な負担を負うよりも少しでも今の生活に負担なくお祀りする場所の移動がスムーズにできることのほうがご先祖様も喜ばれると思います。ですからできるなら供養は行ったほうが気が楽ですが、お寺に相談した結果お布施が高いと感じたら専門業者に連絡してください。早い話、今の時代大きな金銭的な負担は不要です。


仏壇の中のご本尊の魂抜きは、必要だと思えばお坊さんの派遣サービスで2~3万円で対応可能です。移動元と先で6万円、同じお坊さんに依頼できれば少し安くなると思います。

いろいろな合理的なサービスがインターネット上に存在しますので、活用されることをお勧めします。






ご相談がメールフォームから可能です。さくらサービス東京




 







閲覧数:195回0件のコメント

Comments


bottom of page