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執筆者の写真Shinji Iwata

50回忌を過ぎたお位牌の処分について。位牌の扱いや整理、処分方法が分からずお困りの方へ。

更新日:6月9日

50回忌を過ぎてそのまま置いてあるお位牌の取り扱い方について。通常は33回忌、50回忌を迎えるとその故人のお位牌は弔い上げして処分します。その時期を過ぎて残っているお位牌はどう扱えばよいのでしょうか。

多分五十年以上も前のお位牌が、仏壇の奥に鎮座したままだが、そういうものなのだろうと放置しているというご家庭も珍しくありません。

又、管理を次の世代に残さないようにするためにお位牌を整理したいが、扱いが解らずどうすれば良いのかといった質問が最近増えてきました。

本編は弔い上げを行っているのかどうかも分からないお位牌の処分の方法について解説します。


僧侶による閉眼供養の様子

魂抜きすれば処分しても良い


通常お位牌には魂が込められており、その魂をそのままにして処分することができません。

ですから、位牌の処分で困っている方は、魂抜きが終わっているかどうかが一つポイントになります。ただしたいていの場合は分かりません。どっちでもいいからできることなら供養して処分したいという方のほうが多いです。

そもそもどうあるべきだったのかを説明致しますと、故人は無くなったときに戒名が授けられて位牌の中に魂として入って供養されます。そして遺族は命日になれば故人を想い先祖供養も行ってある一定の期間が経つと戒名のある位牌を先祖代々のものに統合していくというのが流れです。ですので今古いお位牌が残っているとすると、①供養の最後がなくてそのまま位牌が残っている。②弔い上げは終わったが、先祖代々に統合されなかった。③統合されたが物理的に位牌は残された。・・・などが考えられます。

この過程を少し詳しく解説します。



年忌法要と弔い上げ


故人が亡くなってから年忌法要を行いますが(一般に法事と呼ばれる)一年後の命日が一周忌でその後2年後が三回忌で亡くなった年も含めて数え(1を引く)、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌、五十回忌と法要が続きます。三十三回忌で弔い上げが行われることが慣わしとして一般化しているので、弔い上げと三十三回忌を同じものだと勘違いされている方が多いですが、年忌法要はいつ切り上げても構わないとされています。

年忌法要をいつまで続けるのかは、宗派、地域や慣習、菩提寺の考え方によって異なりますが一般的には三十三回忌か五十回忌を最後とすることが多く、法要を切り上げることを「弔い上げ(とむらいあげ)」と呼びます。つまり年忌法要の最終回が弔い上げとなります。


弔い上げにて故人の位牌はご先祖様の位牌に統合されます。中の魂を先祖様の位牌に移して今ままでの位牌は処分することになります。そうやって個々の位牌はご先祖様と一緒にしていき法要の度に位牌は自然に整理されていくというのが自然な流れです。


ところが昨今では、そんな慣習を守ろうにもライフスタイルも多様に変化してきており、なかなか法事をきっちり継続して行うことも難しくなってきました。高齢化によって、今のシニアは長生きします。故人を送るときに既に高齢で、そこから供養する側も高齢化していくので法要の開催が大変になっていくのです。

お寺と連絡して日程を調整して、親族に声をかけて集まってもらって、お坊さんに法要に来ていただいて読教するといったイベントをこなしていくのは経済的にも大変です。

ですから逆に最近では七回忌以降の法要を省略し弔い上げだけ行ったり、早めに十七回忌を節目に切り上げて弔い上げするようなケースが増えてきています。



 

たくさんのお位牌を、弔い上げして、まとめる方法

 


弔い上げが終わると故人の位牌は処分する


弔い上げが終わると故人の魂は先に仏様となっているご先祖様の魂と一緒に祀られるのですが、具体的には戒名か書かれた位牌の魂を先祖代々にまとめた位牌に移すという儀式を僧侶に行なってもらいます。そして魂を抜いて役割を終えた戒名が書かれた位牌は適切に処分するということになります。


ちなみに弔い上げを執り行った後の故人の魂は仏様となって生きている子孫を守ってくれる存在となります。


位牌を持つ女性


残っている位牌を処分する方法


位牌の処分は、「お焚き上げ」と「永代供養」がありますが、そもそも古いお位牌やだれかも分からないお位牌の場合は、どのように供養して処分すれば良いのでしょうか


通常のお位牌の処分の流れはおわかりいただけたと思いますが、今手元にあって処置に困っているお位牌も、必ず魂が込められて誰かに供養されていたはずのものですので、改めて魂抜きの法要をおこなってお焚き上げするのが望ましいと思います。


お坊さんに確認したところ、魂抜きの法要は何度行ってもわるいことは無いそうです。もし魂がそのままだったことを考えると供養をさいごにしっかり行うことがお勧めです。

しかし大掛かりな法要や経済的も大きな負担は困ってしまいます。


まずは菩提時に相談されるのがセオリーですが、そんな縁もないし簡単に済ませたい事情があるといった方にお勧めなのが供養業者です。


供養をセットで処分まで行ってくれますので相談されることをお勧めします。 >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

 

さくらサービス東京

供養の専門業者 さくらサービス東京

さくらサービス東京は供養から処分まで一括して任せられる業者です。

倉庫に積上げた供養品に坊さんが読教して合同供養を行っているわけではありません。あくまでも一つ一つの供養の品に向き合って粗末な扱いにならないように、そして魂を丁寧に抜いてその魂は安心して天に還るように個別に供養を行っています。

自社で運営する供養場も提携先の寺院の監修のもと、宗教感、品格や内装を整えて運営しております。


毎月200点を超える供養品が集まりますので、丁寧に個別に読教がいきわたるように法要も月に複数回行って粗末な扱いにならないような仕組みを取っています。


供養の様子を録画してお寺の証明書を全員に発行して、その動画で供養の確認が取れるような素晴らしい仕組みの業者様もいらっしゃいますが、その手間や管理経費が料金に転嫁されてお布施の相場を超えるような費用を課したりするようなことが無いように、さくらサービス東京では信頼を前提に、丁寧な供養と安価な料金を両立させています。※恐縮ですが23区外のお客様からは訪問の引き取りには出張料金を頂いております。又位牌は郵送にて受け付けていますが送料は御負担頂いています。



仏壇引き取りのさくらサービス東京

 

さくらサービスの供養場と閉眼供養の様子です。色々な宗派に対応するため十三仏を主のご本尊に祀っています。十三仏とは、故人や先祖を見守り、極楽浄土へ行けるよう導いてくださる13人の仏様のことです。

さくらサービス東京の供養場
さくらサービス東京の供養の様子

国から集まってくる仏壇でいっぱいになる供養場
全国から集まる仏壇が左右に並びます。一つ一つ丁寧にお祓いができるように月に2~3回法要を行います。
 

仏壇供養のさくらサービス東京

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