位牌の置き方は?仏壇がない場合・移動や引っ越しの注意点まで解説
更新日:9月3日

位牌を自宅に安置するとき、「仏壇のどこに置けばよいの?」「仏壇がない場合はどうすればいい?」「引っ越しで位牌を移動するときに供養は必要?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
位牌は、故人やご先祖を偲び、手を合わせるための大切な仏具です。
ただし、その置き方や供養に対する考え方は、宗派や寺院、地域、ご家庭の習慣などによって異なる場合があります。
この記事では、仏壇の中での基本的な位牌の置き方から、仏壇がない場合の安置方法、複数の位牌の並べ方、引っ越しなどで位牌を移動するときの注意点まで分かりやすく解説しま
す。
位牌はどこに置くのが基本?
自宅に仏壇がある場合、位牌は仏壇の中に安置するのが一般的です。
仏壇にはご本尊を中心として仏具や位牌を安置するための空間が設けられています。
一方、近年では住宅事情や生活スタイルの変化から、仏壇を置かない家庭も増えています。
仏壇がないからといって、位牌を自宅に置けないわけではありません。
リビングや和室などに専用の棚や小さな供養スペースを設け、位牌を大切に安置する方法もあります。
重要なのは、形式だけにとらわれるのではなく、位牌を傷めにくく、家族が落ち着いて手を合わせられる場所を選ぶことです。
そもそも位牌とは
位牌は、故人の戒名(法名・法号)、没年月日、俗名などを記し、故人やご先祖を偲んで手を合わせるために用いられる仏具です。
日本では古くから、故人を供養する際の大切な対象として扱われてきました。
一般に四十九日までは「白木位牌」と呼ばれる仮の位牌を使用し、その後、本位牌へ移行するケースが多く見られます。
ただし、位牌に対する考え方は宗派によって異なります。
例えば浄土真宗では、一般的に位牌を中心とした供養を行わず、過去帳や法名軸などを用いることがあります。
そのため、「位牌は必ずこのように扱わなければならない」と一律に考えるのではなく、宗派や菩提寺の考え方を確認することも大切です。
仏壇での位牌の置き方
仏壇がある場合は、ご本尊との位置関係を考えながら位牌を安置します。
一般的には、仏壇の中央上部にご本尊を安置し、位牌はご本尊より一段低い位置や左右に配置します。
その際、ご本尊が位牌で隠れないようにすることがポイントです。
ただし、小型仏壇やモダン仏壇などでは段差が少ないものもあり、すべての仏壇で同じ配置ができるわけではありません。
仏壇の形状や宗派によっても異なるため、迷った場合は菩提寺や仏壇店に確認するとよいでしょう。
位牌が複数ある場合の並べ方
ご先祖の位牌が複数ある家庭では、仏壇の中に何柱もの位牌を安置することがあります。
位牌の並べ方には、宗派や地域、ご家庭の慣習によって違いがあります。
古いご先祖の位牌から順に配置する場合もありますが、「必ず右側から」「必ずこの順番」と一律に決まっているわけではありません。
また、位牌が増えて仏壇に収まりにくくなった場合には、
・繰出位牌(回出位牌)にまとめる
・先祖代々の位牌にまとめる
・寺院へ相談して弔い上げを検討する
といった方法があります。
長く続いているご家庭ほど位牌が増えていくことがありますので、無理にすべてを並べ続ける必要はありません。
位牌を移動・引っ越しするとき供養は必要?
引っ越しや住み替え、仏壇の買い替えなどによって、位牌を別の場所へ移動することがあります。
このとき、「位牌を動かす前に閉眼供養(魂抜き)が必要なのでは?」と心配される方も少なくありません。
閉眼供養とは、仏壇や位牌などを移動・処分する際に僧侶へ読経を依頼する供養を指して使われることがあります。
ただし、位牌を移動するたびに必ず閉眼供養をしなければならないという一律の決まりがあるわけではありません。
同じ家の中で場所を少し移動する場合と、引っ越しによって仏壇や位牌を別の住居へ移す場合でも状況は異なります。
また、宗派や寺院によって考え方も異なります。
引っ越しなどで大きく場所を移す場合に供養を希望するのであれば、まず菩提寺や付き合いのある寺院へ相談すると安心です。
位牌を運ぶときの注意点
位牌は木製で、漆や金箔などで仕上げられているものも多いため、衝撃や摩擦には注意が必要です。
移動するときは柔らかい布や緩衝材などで保護し、倒れたりぶつかったりしないよう箱などに入れて安定させましょう。
「必ず白い布で包まなければならない」という決まりがあるわけではありません。
宗教的な作法だけでなく、大切な仏具を破損させないよう丁寧に運ぶことを第一に考えましょう。
掃除のために少し動かす場合は?
仏壇を掃除するために位牌を一時的に移動する程度であれば、一般的にその都度僧侶へ供養を依頼する必要はありません。
倒したり傷つけたりしないよう、安全な場所へ移してから掃除を行いましょう。
仏壇がない場合に位牌を置く場所
仏壇がなくても、位牌を安置することはできます。
例えば、リビングの棚やチェスト、和室の棚など、家族が自然に手を合わせられる場所を選ぶ方法があります。
最近では、リビングにも置きやすいコンパクトなミニ仏壇やステージ型の供養台などもあります。
大切なのは、家族の生活を圧迫せず、無理なく故人を偲ぶことのできる場所をつくることです。
仏壇なしで位牌を安置する方法
仏壇を置かない場合は、位牌専用の小さなスペースを設けると整理しやすくなります。
位牌を安定した棚や台の上に置き、その周囲を清潔に保ちます。
故人の写真や花などを一緒に飾る家庭もあります。
ただし、ろうそくや線香を使用する場合は火災に十分注意してください。
特に家具の上などに供養スペースを設ける場合は、無理に火を使う必要はありません。
住宅環境や生活スタイルに合わせ、安全に続けられる方法を選ぶことが大切です
位牌を置く際に避けたい場所
宗教上の絶対的な禁止場所というよりも、位牌の劣化や転倒を防ぐという観点から場所を選びましょう。
直射日光が強く当たる場所は、木材や漆などの変色・劣化につながる可能性があります。
湿気の多い場所も、カビや傷みの原因になります。
また、人が頻繁にぶつかる場所や、家具の開閉によって位牌が倒れやすい場所も避けた方が安心です。
直射日光・高温多湿・転倒しやすい場所を避け、安定した場所へ置くことを基本に考えると分かりやすいでしょう。
位牌の扱いは宗派によって異なる
位牌について特に注意したいのが、宗派による考え方の違いです。
多くの宗派では位牌が用いられていますが、浄土真宗では一般的に位牌を中心とした供養を行わず、過去帳や法名軸などを用いることがあります。
また、同じ宗派であっても寺院や地域によって習慣が異なることがあります。
「インターネットでこの方法が正しいと書いてあったから」と一律に判断するのではなく、菩提寺がある場合には、その寺院へ確認するのが確実です。
位牌を引き継げなくなった場合は
引っ越しだけでなく、
「仏壇を処分することになった」
「実家を売却することになった」
「位牌を引き継ぐ人がいない」
「長年保管している位牌を整理したい」
といった事情から、位牌を手元に置き続けることが難しくなることもあります。
その場合は、寺院へ相談したり、供養を行ったうえでお焚き上げを依頼したりする方法があります。
さくらサービス東京では、全国から郵送でお位牌をお預かりしています。
お預かりした位牌は、提携寺院の僧侶による閉眼供養を行ったうえで、お焚き上げいたします。
位牌の郵送供養は1柱5,500円(税込)です。郵送料はご依頼者様のご負担となります。
また、実際の供養の様子を写真で記録しており、供養後にお送りするご案内のQRコードからご確認いただけます。
まとめ
位牌は、仏壇がある場合には仏壇の中に安置するのが一般的ですが、仏壇がなければリビングなどに専用の供養スペースを設ける方法もあります。
また、引っ越しなどで位牌を移動するときの閉眼供養についても、一律に「必ず必要」と決められているものではありません。
宗派や寺院、ご家庭の考え方によって対応が異なるため、迷った場合には菩提寺や寺院へ相談するとよいでしょう。
そして、住み替えや実家の整理などによって位牌を引き継ぐことが難しくなった場合には、供養したうえでお焚き上げを依頼する方法もあります。
大切なのは、形式だけにとらわれるのではなく、それぞれのご家庭に合った形で故人やご先祖を大切にすることです。
「さくらサービス東京」では、お位牌一柱から大切にお預かりし、提携寺院の住職による丁寧な魂抜きの供養を行っております。宗派を問わず、郵送や出張での引き取りに対応しているため、遠方にお住まいの方や外出が難しい方でも安心です。
供養完了後には、法要の様子をスマートフォンで確認できる通知ハガキをお送りしており、離れた場所のご親族とも安心を共有いただけます。お位牌の整理や正しい供養の方法でお悩みの方は、ぜひ一度公式サイトをご覧ください。







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