弔い上げの法事を行わない位牌の処分方法-弔い上げ,位牌の処分-さくらサービス東京
更新日:10月24日
通常故人のお位牌は弔い上げを経てご先祖様に統合されていくので、要らなくなった位牌は処分されます。しかし近年では法事の継続が難しく、弔い上げが出来ないまま承継されたお位牌を手元に持っているという方が非常に多いです。本記事では弔い上げの基本的な知識についてとそのようなお位牌の処分の方法について、分かりやすくまとめました。併せて最近の供養処分の事情にマッチしたイマドキの依頼先も併せてご紹介いたします。

弔い上げと位牌の処分について〜弔い上げ 位牌の処分〜
弔い上げとは、年忌法要を最後に切り上げる最終回の行事のことです。年忌法要とは決められた節目の命日に行う特別な法要のことで、最初の年忌法要は命日の翌年に行う一周忌で、その後は2年目に三回忌、6年目に七回忌と、数十年にわたって続きます。目的は魂が極楽浄土へ向かうことができるように祈念し亡くなった方を偲ぶためです。このときに位牌の処分を行いますので弔い上げが位牌の処分の重要なタイミングになります。
弔い上げは何回忌までに開催すべきか
弔い上げは何回目までに行うと決まっているわけではなく、この法事を最後にすると決めればその回の法事が弔い上げとなります。命日の32年目にあたる33回忌までというのが一般的な昔からの慣例です。仏教では、三十三回忌や五十回忌を迎えれば魂は極楽浄土へ行くことが許されるという考え方で、なぜなら三十三回忌や五十回忌を迎える頃には魂が浄化されるからだとしています。この教えに則り、弔い上げも併せて執り行い、その後は、故人の魂は仏様となって、ご先祖様の霊と一緒になります。但し昔と今では人の寿命が大きく違ってきており、昔ながらの儀式のスタイルを継承することが難しい家族が増えてきています。
法事を継続しにくい社会背景
近年の法要の開催状況は、高齢化社会を背景に開催する側も高齢化しているため法要を行うこと自体が負担になり、思うように執り行えないケースが増えています。そもそも子供達は実家を離れて住んでいたり、親せきたちもバラバラに遠くに住んでいて法要で集まるのが難しかったりと昔と違って法要を決められた節目に継続して行うことができる家庭は少なくなっています。つまり三十三回忌や五十回忌まで継続しにくい社会背景や家庭の事情が増えた現代において、早めに法要を切り上げざるおえない状況になってきました。
弔い上げの時期は、早まっている傾向
弔い上げを開催するタイミングは所属する宗派や住んでいる場所、お墓のある寺によって違うと言われてきましたが、自分の生活環境に合わせて柔軟に適切なタイミングで執り行うようにするのが今の時代の流れになってきています。具体的には十七回忌を節目にして早めに行って、それよりも早く切り上げてしまうことも禁忌ではなりません。さらに十七回忌よりも早く行ったり、法事の節目ではないタイミングで弔い上げを行うことも最近では良くあります。
近年の弔い上げの流れ
弔い上げは他の年忌法要と違って特別な儀式が必要ですから、「開催を決めたらなるべく早めに準備するように」などとネット上などでは書かれていますが、お寺や慣習、シキタリなどに無理やり合わせずに、こちらのペースで進めることも最近では普通です。昔はセレモニーホールを貸切ったり、弔い上げは寺院でないとできないという慣わしから、その予約のために早めの準備が必要だった訳です。法要の形式や流れは菩提寺と言われる担当のお寺の僧侶によって正しいスタイルに細かい違いはあるものの、そもそも菩提寺がないというかたも最近では多く、菩提寺があっても遠いので連絡はするが法事の依頼ができない、といったケースの方が多くなってきました。ですから良くある簡易的な法要のケースですが菩提寺でない僧侶にお願いして、お寺で行うのではなく家に僧侶に来ていただき、仏壇の前で弔い上げの読教をして頂くような法要もあったりします。
昔の流れですとお寺で読教を聞いたあとにみんなで移動してお墓参りをして、その後大広間に移って盛大に会食をするような流れが一般的でした。亡くなった方の魂が極楽浄土へ向かったことをお祝いする行事ということで会食も精進料理ではなく魚や肉などを使った豪勢なごちそうを並べてお祝いしましょうという慣わしで、費用も何十万円もかけることもありました。しかし近年では、コロナ以降特にそうですが、こじんまりした法事のスタイルが特に都会では主流となっているようです。
弔い上げで位牌は処分される
弔い上げの際に行うこととして、戒名が書かれた位牌から先祖代々の位牌に魂を移します。亡くなった方の魂は先に仏様となっているご先祖様と一緒になり一緒に子孫を守る存在となります。そして魂が抜かれた今までの位牌は処分されます。
そうすると位牌を処分する際には、ご先祖様への位牌の統合と魂抜きをお寺で必ず依頼して行わないといけないのかということになります。
近年ではそれが難しいので、故人の位牌の役割を知って頂いたうえで次のような位牌の処分の方法を紹介します。
位牌の処分方法。寺院以外に依頼するには?
位牌の魂抜きは、お墓があるお寺(菩提寺)やお付き合いのあるお寺にお願いするのが一番お勧めなのですが、それは長年のお付き合いとかお寺との信頼関係を前提にしたときのお話です。そもそも菩提寺がない、遠い、疎遠になった、相談に乗ってくれない、などというケースの場合は他の依頼先のことも知っておく必要があります。
お寺に相談できない場合は、仏具店や葬儀社でも位牌の処分の相談はできますが、先に魂抜きをするように言われる場合が殆どです。お寺(菩提寺)が無く、でも魂抜きは僧侶しかできない、そういった事情から、弔い上げと魂抜きの儀式を合同で行って適切に処分してくれる事業者が登場しお寺と提携したビジネスモデルでサービスとして提供しています。
供養と処分をお寺と提携して行うことで、菩提寺がなくて供養先が探せなかった家族のお位牌を一括して請け負ってくれます。
そんな事業者に依頼するときに注意が必要なのが、魂抜きは僧侶のみができる特別な儀式にも関わらず、適切な対応(正しい作法に則った僧侶による供養)もせずに廃棄してしまうような業者もいますので、お寺と供養の方法については必ず確認することが重要です。
料金について
お寺で魂抜きを依頼するとお布施が必要となり相場は1柱5,000円から30,000円と言ったところでしょうか。お寺や僧侶の位や、考え方によってかなり幅があります。
業者の場合も、供養と処分の方法がいろいろあって、料金も1柱3,000円から15,000円まで幅がありますので、内容をよく確認して依頼されることをお勧めします。
●位牌を郵送で受け取り、供養してお焚き上げしてくれる専門業者【さくらサービス東京】全国から集めた供養品を、正しい作法で由緒正しい寺院の僧侶が閉眼供養してくれます。
さくらサービスの供養場 毎月100点以上の供養品が集まります。

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