top of page
fujii61

お仏壇の買い替えをご検討の方に  買い替えにおける準備、また、お仏壇に使われる木材や重さなどお仏壇のあれこれ

更新日:11月18日


さくらサービス東京 ご住職による法要
お仏壇の本体

実家のお仏壇を処分し、手元におけるお仏壇に買い替えるというお話をよくいただきますので、参考となる情報を記載させていただきます。



まず、古いお仏壇の処分の方法ですが、ご先祖様や故人の魂が入ったものなので供養してから処分するという考え方と、あくまで魂は位牌/ご本尊/掛け軸に入っているのだから仏壇はただの箱として廃棄しても良いという考え方があります。

法見解や行政ルールでは仏壇はタンスと同様に粗大ゴミとして廃棄が可能ですが宗教的には推奨されませんし、心情的にも「捨てる」のは抵抗があると思います。

古来からの信仰や伝統の価値観から仏壇、位牌、遺影、掛け軸、ご本尊の仏像などは供養を前提とした処分の方法を検討すべきと弊社は考えます。

 

★目次

 

■お仏壇の処分の方法と費用


1.菩提寺に依頼する

まずは菩提寺(お寺)に相談されるのが良いと思います。

ただし最近、お寺さまも昔の状況とは異なっており、よく聞くのは、「お寺とは非常にご無沙汰でお墓参りも頻繁に行けていないので相談をしにくい」とか、「そもそも自分の代になってお寺も世代が変わって付き合いがなくなった」とか、「相談したら数百万など相当なお金がかかるといわれ相談したくない」といった声です。

昨今では檀家離れが進みお寺さんもいろいろ大変と聞きます。ですから柔軟に対応してくれるお寺も増えています。もしお墓があるのなら今後もお世話にはなるわけですから、質問として「こんな場合はどうすれば良いか?」とやんわり確定事項ではない話として聞いておく、というのがよろしいかと思います。

お寺に仏壇の供養をお願いするとお布施で3万円~10万円(供養のみ)くらいが相場で、位牌があるとさらに別に5千円~1万円を納めるのというパターンが多いです。ただし仏前に訪問し閉眼供養は行うことは一般的ですが、処分は行っていただけないケースが増えています。

処分に関しては、別途費用にて、お寺に出入れがある仏具屋さんが行ってくれるというそれなりの追加料金になってしまいます。



2.仏壇屋、仏具店に依頼する

買った仏壇屋さんに引き取ってなどで見積が変わってきます。

相場はかなり幅がありますが、引き取りにきてもらって運び出すと4万円~10万円くらいが相場のようです。通常は合同供養という形できちんと閉眼供養をしてもらえます。仏壇店は販売するときには開眼供養して魂を込めて送りだすわけですから、逆に引き取りの際もきちんと手順通りに魂を抜く必要な法要を行ってくれます。

合同供養ではなく個別をお望みならお坊さんを家に派遣して個別の供養を手配してくれるところもあります。


3.自治体に依頼する

各自治体に粗大ゴミとして処分を依頼することができます。各自治体ごとにきまられたルールがあり、そもそも仏壇は扱っていない市区町村があったり、3辺の長さで料金を決めていたり、引き取りには行けないので処分場に運んでほしい、といわれるところもあります。行政の粗大ゴミ引き取りの料金は、1000円~3000円ほどです。格安ですが供養は行ってくれないので、事前に閉眼供養しておく必要があります。又、引き取る場合でも指定の場所までは自分で運び出さなければなりませんので大きな仏壇ですと対応は困難です。

但し運び出し収集まで行ってくれる自治体も有ります。例えば東京都品川区は

《高齢者(65歳以上)や体に障害のある方のみの世帯で、お近くや区内にご家族やお手伝いしていただける方がいない方を対象に「運び出し収集」を行っています。粗大ごみの運び出しが困難な場合には、ご相談ください。》とホームページ(品川区 清掃事務所)に記載されていました。仏壇対応可否は分かりませんが供養は行なってくれません。


年々お年寄りが増加して、大きな粗大ゴミの廃棄の対応も変わってきています。お住いの自治体のホームページを調べるか役所の担当に連絡して地域ごとの詳細ルールは確認してみてください。


4.不用品回収の引取り業者に依頼する

不用品回収業者でも処分だけではなく供養もセットで引き取ってくれるところがあります。金仏壇の場合は買い取ってくれるケースもあります。

ただし仏壇を特別扱いしてくれる業者ばかりではなく、不心得な業者だと大切な仏壇が不法投棄されたり一般ゴミと一緒にされたり、僧侶による供養を行っていなかったりと信頼できない業者さんだと心配な要素が多いのが実態です。

業者さんが閉眼供養までしてくれないとすると事前にお坊さんを手配して閉眼供養を済ませる必要があります。引取の価格は大きさ別で処分が1~6万円。供養代が2~4万円で合計の請求となります。

そもそも閉眼供養していない仏壇は引き取らないし供養も行っていないという業者さんが普通なので事前に確認が必要です。


さくらサービス東京は、仏壇の供養と処分の専門業者です。

供養をすることを主にして仏壇をお引き取りしており、供養のあとはリサイクルできる部品と廃棄物(事業系一般廃棄物)に分けるところまで委託管理しています

お位牌や遺影、仏像などは一般的な業者さんはどのように処分されているのでしょうか。供養のあとは廃棄物として捨てられているのではないかと不安になります。

さくらサービス東京では合同供養が終わった後に、燃やせる供養の品(位牌、遺影、掛け軸、仏像)だけを提携先のお寺に運んでお焚き上げをして魂の供養をしています。

確実にお寺さんでお焚き上げを行っている分、位牌、遺影、掛け軸、仏像などの引き取りは仏壇とは別の料金を頂いております。

お寺によるお焚き上げ
お焚き上げの様子

■魂抜き(閉眼供養)の依頼のやり方

家にお坊さんを呼んで行う個別供養の方法と、引き取ってもらったあとに他のものと一緒に合同で供養する方法と、そのやり方は仏壇をどのように処分するかによって2通りあります。

だれに処分を依頼しても個別供養だとお坊さんへのお布施で予算的には高くなりますが、親族が仏前で集まって身内で手を合わせて送り出すことが出来ることは心情的にも安心で、そこが最大のメリットです。

一昔前まではこの方法が当たり前でしたが、高齢化、核家族化、都市化、仏壇のコンパクト化、檀家離れ、、などいろいろな背景があってスタイルが時代とともに変化してきているのだと思います。



■供養の際の宗派について

仏壇のご本尊がどの宗派でまつられているかはそれぞれです。菩提寺があってお寺の宗派でまつられているならその宗派で閉眼供養するのが一般的でした。菩提寺に依頼しなくても閉眼供養を依頼する先は同じ宗派の僧侶に来てもらうことがルールなわけです。ところがこれもいろいろな社会の背景や事業からか僧侶の派遣供養がネットで紹介されるようになってこの数年は、宗派へのこだわりは薄くなってきているのが実態です。形式にこだわり過ぎるよりも利便性、経済性、あるいは故人本人がその意向をもっていた等、宗派の違いがそれほど閉眼供養の際に大きな問題になることはなくなってきています。先祖に感謝し、故人を想う心があれば、介在する宗教の形式は少し柔軟になってもいいんじゃないかなと弊社は考えており、弊社の供養場に来ていただいているのは浄土宗の寺持ちのご住職で、すべての仏壇も位牌も仏像も含め閉眼供養をお願いしております。



■処分の際に気を付けること

仏壇は家のお寺だという考え方があります。ご先祖様の魂が宿るもの(位牌など)を収める場所という考え方で本来はお寺で供養されるものがのが魂入れをして家にあるということです。

特別な場所なので仏壇の小さな引き出しにはいろいろな大切なものが入っていたりします。私達さくらサービス東京が運び出す前に当然中身を確認するわけですが、通帳と印鑑を含めとても大切なものが引き出しから出てくる頻度はかなり高いです。大きな仏壇だと収納が多く細工が細かくて複雑だったりでつい見忘れてしまうということがあります。

又掛け軸などがおくのほうに張り付けられたまま忘れられていたり、それが大切なものだとご存じないケースも大変多いです。

処分の際にはくまなく仏壇の中と外を点検頂ければと思います。



■さくらサービスの仏壇処分の流れ


A.合同供養込みのお引き取りの場合の流れ

予定日にスタッフが訪問 仏壇をお引き取り

  ・弊社スタッフによる梱包/搬出

  ・弊社スタッフにお支払い(現金)


お仏壇を供養場に運搬、合同供養

   ・提携のお寺様の合同供養    ・解体業者のもとに運んで処分

​   ・供養証明書を有償で発行(任意)

ご住職による閉眼供養 弊社供養場にて
ご住職による閉眼供養 弊社供養場にて




​★合同供養の他に、自宅にご住職を呼ぶ個別供養も手配可能です。

 すべての宗派に対応していますが、お任せいただくと調整が早いです。

B. ご自宅で閉眼供養の場合の流れ
予定日にご自宅にご住職が来訪

・閉眼供養の日取りの調整を弊社が実施

・当日、お布施やお車代などは一切不要 ・お位牌や仏具なども一緒に供養可能 ​・ご親族に参加頂き、ゆっくりと落ち着いた法要 自宅の供養のあとで仏壇を搬出 ​・閉眼供養後、引き取り(同日又は後日) ・お位牌や遺影などもお引き取り可能 ・弊社スタッフによる梱包/搬出 ・弊社スタッフにお支払い(現金)

・専門業者のもとに運んで処分



次に、新しいお仏壇の購入ですが、仏壇屋、仏具店、あるいは催事やインターネットなど購入の窓口は広まっている状況です。

ご本尊、お位牌が収まるサイズ等をご検討の主題とされ、新たに置かれる場所のインテリアに近いものを選ばれる傾向もございます。下記、仏壇まつわる目安としてご覧ください。


■木材

仏壇に使われる木材は、建築などに使われるものとは異なり「銘木」と呼ばれ、木目や色が美しい高級な木が使われています。銘木は美しいだけでなく、強度や耐久性、乾燥性に優れているなどの特徴があります。

近年では銘木だけでなくさまざまな木材を使用してそれぞれの家庭に合う仏壇が作られ販売されるようになりました。


【唐木】

黒檀や紫檀、鉄刀木のことを指します。「木のダイヤモンド」と称される最高級品です。主に熱帯地方に育つ広葉樹で、日本へは唐(今の中国)から入ったので「唐木」と呼ばれるようになったとされています。極めて固く、耐久性に優れ、乾燥性がよく虫や菌に侵されにくいのが特徴です。

【銘木】

欅、檜、桑、杉、桜、胡桃など、人々に古くから愛されてきた日本原産の木のことを指します。ウォールナット材といわれているものは日本で言う胡桃(くるみ)で、この木材は、「家具材のロールスロイス」とも呼ばれ、チェアやテーブル、キャビネットといった高級家具や世界の高級車のウッドパネルなどにも使われています。

【その他木材】

タモは強さとしなやかさを兼ね備えており、加工性にも優れています

ナラは広葉樹でも最高級材とされ海外で「ジャパニーズ オーク」として珍重されています

チークは伸縮性や反りといった寸法の狂いがほとんど生じにくいという特徴があります

■重さ

どのような材質を用いるかによって重量は異なりますが、一般的な仏壇のサイズは20号・3尺サイズのもので50~60キロくらいといわれます。

マンション等で買い替えされる場合のものでございましたら、下記のように高さによって軽いものも多くなってきました。最新の住宅は昔ながらの和室は少なく、仏壇の置き場所に困ってしまうことは珍しくありません。


そのような時は、「伝統仏壇」ではなく、「家具調仏壇」がおすすめとされます。


戸を閉めるとタンスのように見え、洋間との相性がぴったりです。

色柄も伝統的な漆ではなく、ウォールナット・オーク・メープルといった、若い人にも好まれる色合いの仕上がりのものが豊富にありますので、リビングなどにも置きやすいでしょう。


祖父母や親の仏壇を相続したけれど仏間が無くて困るような時は、どこにおいても問題はないので、「故人をしのんで安置する場所」を選ぶと良いでしょう。

サイズ

高さ

奥行

重量

20号

60cm

49cm

31cm

14kg

23号

70cm

55cm

37cm

19kg

28号

84cm

62cm

42cm

30kg

29号

87cm

63cm

55cm

40kg


ご参考になりましたでしょうか。

さくらサービス東京では、お仏壇の処分を中心に、お位牌の処分、墓じまいの閉眼供養など、さまざまなお困りごとに真摯にお応えいたします。


 
 



 

見ていると穏やかな心になる仏様

閲覧数:3回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Σχόλια


bottom of page