top of page

継承できなくなった位牌はどうする? 正しい位牌の処分方法(位牌の捨て方)について

更新日:1月8日


故人を弔うために仏壇の中に置いているお位牌ですが、処分するとなったときどのようにすすめるかご存じでしょうか?

位牌とは故人の魂を宿したものですからそのままの状態で捨てることは有りえません。つまり基本的には位牌はずっと持ち続けるものです。しかし様々なご事情から位牌の処分を検討することもあるでしょう。

この編では、位牌の処分までに行う儀式のことや、そのあと実際の位牌の捨て方について注意点を合わせてご紹介します。


仏壇の中にあるお位牌
仏壇の中にあるお位牌

 

◆目次

位牌の処分が必要になる場合とは?

位牌を処分する前に知っておくべきこと

位牌を処分する方法(位牌の捨て方)

浄土真宗の場合

まとめ

 


位牌の処分が必要になる場合とは?

位牌は故人様の魂が宿る依り代ですから基本的には処分すべきものではありません。しかし、以下のような場合には処分の検討が必要となります。


●弔い上げして合祀する場合

「弔い上げ」とは、決められた年数で故人の年忌法要を執り行わないと決めた最後の法要のことを言います。三十三回忌や五十回忌とすることが一般的でそれ以降の法要は行いません。弔い上げ後は、位牌を処分してご先祖様の位牌と一緒に祀られるため、弔い上げ以降はそちらの位牌に手を合わせることになります。


●位牌を作り替える場合

位牌が傷んだり古くなりすぎると作り替えますが、経年劣化で自然に壊れていることも多々あります。当然古い位牌は処分することになります。

又、白木位牌の場合は四十九日法要を終えたら本位牌に替えて、白木位牌は処分することになります。

さらに、回出位牌を作るときにも処分が必要です。回出位牌(繰り出し位牌)とは戒名を記載した数枚の札板を入れることができる本位牌の種類のひとつで、先祖代々のお位牌が増えたときに用いられ、スペースを取るたくさんの位牌を一つにまとめて仏壇の中をスッキリさせることができます。回出位牌(繰り出し位牌)を作った際にも、まとめた位牌を処分することになります。


●引っ越しや遺品整理のタイミングで処分する場合

仏壇の中の位牌を確認してみると、これはだれの位牌なんだろう?ということが正直あると思います。両親は分かるけど祖父祖父母のものも怪しい・・・。そして全然わからないけど預かっているお位牌もあったりして。

なんとなくわかっている代の人から引継ぎが無いと、それ以降の世代が2代続くと全く分からないというのが自然な流れです。そのような位牌が引っ越しや遺品の整理の時に処分の対象になったりします。


回出位牌(繰り出し位牌)
回出位牌(繰り出し位牌)

位牌を処分する前に知っておくべきこと

処分前に知っておきたいのは、位牌を作った際に個人の魂を宿すために「魂入れ」が執り行われているということです。魂入れは宗派によって呼び方が様々ですが、「開眼供養」や「入佛法要」などと呼ばれ、位牌・お墓・仏像などを新しく購入した際に僧侶を招いて読経を上げて儀式を行うことをいいます。魂入れを執り行うことで、単なる「木片」が「参拝対象」となります。 このようにして魂入れを執り行った位牌は処分の時には必ず「魂抜き」を執り行わなければなりません。魂抜きは、魂入れの逆で「閉眼供養」や「遷仏法要」などとも呼ばれ、僧侶を招いて故人やご先祖様の魂を抜くことで「参拝対象」を単なる「モノ」にします。 魂抜きを執り行わないと、位牌の中に故人様やご先祖様の魂が入ったまま処分することになります


位牌の閉眼供養の様子

位牌を処分する方法(位牌の捨て方)

位牌の処分は、「お焚き上げ」と「永代供養」があります。どちらかというわけではなく依頼先や供養のスタイルによります。


「お焚き上げ」とは

位牌を処分する方法の1つが、焼却して灰にして宿っていた魂を天に還す供養である「お焚き上げ」です。先に取り上げた魂抜きを執り行って故人様とご先祖様の魂を抜いたことで単なるモノになった位牌はお焚き上げで焼却できるようになります。位牌は、故人やご先祖様の魂が入っていた依り代ですので最後はお焚き上げを行うのが一般的です


「永代供養」とは

もう1つの方法が「永代供養」です。永代供養は、寺院や霊園に位牌を預けることでご家族に代わって永続的に供養をしていただくことができます。ご自宅で維持していくことが難しい方や承継者がいらっしゃらない場合に選ばれます。 永代供養は永久に位牌を預かっていただけるわけではなくたいていは期間が決まっていて、一定の年数を超えると合同で供養されるようになりその時点でお位牌は処分されます。預かっていただける期間についても事前に確認しておきましょう。


つまり寺院に依頼すると承継者の手を離れそれ以降の管理と供養をお寺の住職にお任せすることになりますが、永遠に位牌を置いて個別に供養していただけるわけではなく、一定の期間を過ぎると合祀といって全体と一緒になって供養されるタイミングが到来し、その時点でお位牌はお焚き上げされるというのが一般的です。


浄土真宗の場合

浄土真宗は「位牌に魂が宿る」という考えを持たないため、本来位牌は必要なく持っていないのですが、あえて手を合わせるわかりやすい対象が欲しくて使われていることがよくあります。こうした位牌の処分は、浄土真宗以外のお寺で閉眼供養を依頼するか、仏具店、仏壇店や供養や処分の専門業者に依頼して供養と処分を一括して対応してもらうことが可能です。まずは菩提寺に相談してみましょう。料金や手間を整理してその他の業者にも見積を依頼するという段取りが効率的です。



お焚き上げの様子

まとめ

・位牌には魂が入っているので必ず閉眼供養(魂抜き)の供養を行うこと。

・位牌の処分はお焚き上げか永代供養で行う。

・永代供養の場合は、個別供養の期間や、そのあとの供養のスタイルも要確認。

・トラブルを避けるため親族や家族に事前に相談して理解を得ておくことが大切。

・信仰や故人への想いは個人個人それぞれ。話合ってから処分の準備をすすめること。

・お位牌が役目を終えて廃棄されるときには感謝の気持ちを持って行うこと。


仏壇や位牌の処分については親族で良く話し合うこと

 




 



仏様

閲覧数:975回0件のコメント

Comentários


bottom of page