位牌の処分の正しい方法と基礎知識|さくらサービス東京

更新日:5 日前



お位牌は故人や先祖様の魂が宿るとされとのも大切なモノです。ところがそれらの礼拝対象を管理し継承する子供がいない、或いは思想や考え方、生活スタイルの変化など様々な事情から、位牌、仏壇、お墓などの処分を考えなければならないケースが増えています。

実際に管理できなくなる位牌を今後、近い将来どのように処分すればいいのか悩んでいる人が多くいらっしゃいます。今回は正しい位牌の処分方法と位牌のそもそもの意味についてご紹介いたします。



目次

 

そもそも位牌とは何か

位牌の種類

位牌を処分する弔い上げとは

処分は誰に依頼するのか?

専門業者に依頼する方法もあり

お位牌の基本を知ったうえで正しく処分しましょう

 



そもそも位牌とは何か

 

位牌は、死者の戒名や法名、法号などを記した木の板のことです。 起源は、霊の依代という古来の習俗と仏教の卒塔婆が合わさった物ともいわれ鎌倉時代に広がり始め、江戸時代以降から庶民の家におかれるようになりました。なので一般化した歴史は長くても400年くらいでそれほど大昔からそのスタイルが庶民の生活の中にあったものではありません。

目的は故人やご先祖様を供養するためのものであり、それ以上のことは実は様々な考え方があり宗教の教えとセットでなければ理解できません。

葬儀で白木の仮位牌が作られたのち四十九日の法要が終わると本位牌に替えられますが、これは亡くなった直後の魂はすぐに行き先が決まらず、四十九日の忌明けが過ぎてから成仏すると「考えられている」からだそうです。日本人のほとんどは葬祭事業者やお寺の言うとおりに仮位牌をもらって戒名をつけて49日の法要を行い本位牌を作っていますが、行き先が49日もない話を知っている人はごくわずかだと思います。そのほかにも故人の魂が下りてくるためのアンテナだとか、ご先祖の魂を呼び寄せる儀礼の行為などはあまりピンとこないのが実のところだと思いますが、信仰心がなくともお位牌は遺族にとっては故人と繋がりをイメージできる物理的な媒体ですから、故人を思い出したり、又会いたいと心の中で想うとき、その呼び掛けに応えてくれるものだと感じて手を合わせると少し安心できます。



位牌の種類

 

内位牌(うちいはい) 白木で作られた簡易的なお位牌です。葬儀から四十九日まで遺影とともに飾られます。故人の戒名や享年を直接書きますが、書いた紙を貼ることもあります。


本位牌(ほんいはい) 四十九日法要以降は仮の位牌から本位牌に変えられます。一般的な漆塗りに金箔などが施された塗り位牌(ぬりいはい)、黒檀や紫檀で作られた唐木位牌(からきいはい)などがあります。


操出位牌(くりだしいはい)

戒名と俗名を記した木札が重ねて納められるように作られた箱型の位牌です。数が増えたとき仏壇に収まらないときなどに1基に纏めることができます。


寺位牌(てらいはい) 自宅に仏壇がない、或いは置けない場合、菩提寺(ぼだいじ)や本山に安置してもらうことができます。大きいサイズが多いようです。



位牌を使わない宗派もある

 

位牌には亡くなった人の魂が宿っていてあの世で成仏できるようにお祈りしますが、浄土真宗は亡くなった人は仏様の導きによって全員がすぐに成仏できるという教えを説いているため「位牌」が必要ありません。変わって過去帳を仏壇に置きます。



位牌を処分する弔い上げとは

 

年忌法要とは決められた年数ごとに故人を弔う儀式ですが、永遠に行うものではなく区切りのいい年を最後に終了します。その最後の法要を「弔い上げ(とむらいあげ)」といって、このタイミングで位牌は処分してよいことになっています。

弔い上げの法要をいつにするのかに決まりはありませんが、一般的には三十三回忌や五十回忌などを区切りとする場合が多いようです。弔い上げをすると故人の魂はご先祖様の位牌と一緒にまつられるため、個別の位牌は処分します。


ご先祖様や故人を祀っているお位牌は、正しい知識をもってしっかり供養してから処分することが大切です。宗教や宗派によっては処分方法が異なるため、自分に合った最適な方法を選択しましょう。



処分は誰に依頼するのか?

 

お位牌の処分はまず菩提寺(ぼだいじ)に相談するのが一般的です。相談できるお寺がいない場合は、近所のお寺でも良いので相談してみてはいかがでしょうか。事情を話して位牌の魂抜きの儀式やお焚き上げのことなどの方法を聞くといろいろ教えて頂けるはずです。ただし料金についてはそのお寺の相場をはっきり伺っておくべきです。「お気持ちで結構です」と言われた場合は「皆さんはどれくらい包まれていますか?」と答えやすい質問で打診してみてください。位牌の処分が1柱で1万円を超えるようなら、他に安く行えるところがあるので比較検討してみてください。位が高いお坊様だとお布施(お支払いする料金)は高くなりますし、安ければ良いということも有りません。お寺で魂抜きを行って、お焚き上げして頂けるということは、昔からの慣わしに一番合った安心できる方法だと思います。



専門業者に依頼する方法もあり

 

もしその負担がきつい、或いは位牌がたくさんあって料金がかさむといったことでしたら処分を専門に行っている業者がいますので見積りをだしてみてはいかがでしょうか。業者を選ぶことは重要ですが、たいていは提携先に宗教法人がいて供養とお焚き上げの実務は提携しているはずです。最近では環境問題などから境内での野焼きができないお寺も増えていますしどこのお寺でも位牌のお焚き上げ処分を受けて頂けるとは限りませんから、専門の業者に依頼することも検討してみてください。 位牌の処分業者には、お焚き上げ専門業者や遺品整理業者などがあります。業者によって、魂抜きからすべてをお願いできるところとできないところがありますので必ず確認してみることをお勧めします。



お位牌の基本を知り正しく供養して処分しましょう

 

「故人やご先祖が自宅に帰れない」という基本的な概念の上に位牌やお墓や仏壇の存在や価値が成り立っていますので、そういうものなのだとあえて理解して、ご先祖と向き合い、語り合い、感謝の気持ちを伝える道具として活用し、その役目が終わったならしかるべく処分を考えるのも筋だと思います。

処分するときに重要なことは、生きている人たちの気持ちです。気持ちの整理がついて、割り切れたときに、必ずしっかり供養してもらえるところに手放しましょう。供養の方法も正しいとか簡易なやり方とか、いろいろな意見があります。しかし最も重要なことは、処分を決めた本人が大切なお位牌とどのような気持ちでお別れするかだと思います。高いお布施を払ってお坊さんに個別に供養してもらうことも、簡易に郵送サービスで合同で供養して処分してもらうことも、その方法は自由に考えて選べば良いと筆者は考えます。

注意すべきは処分してから「相談して欲しかった」「連絡もなかった」など身内からトラブルが起こらないように、位牌の処分は家族や親族に相談して行うようにしてください




 






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