白木のお位牌の処分について。塩振って捨てるってホント?
- Shinji Iwata
- 6月16日
- 読了時間: 4分
白木位牌の正しい処分方法をご存知ですか?
引っ越しや家の整理をきっかけに、「この白木の位牌、どうすればいいのだろう……」と悩まれる方は少なくありません。特にご両親やご家族が亡くなられた後、四十九日などの法要が終わってからも白木のお位牌がそのまま残っているというケースは多いものです。
今回は、白木位牌の正しい処分方法について、丁寧にご説明いたします。もしご自身での処分が難しいと感じた場合でも、安心して対応いただける方法をご紹介します。

白木位牌とは?どうして処分に困るのか
白木の位牌は、主に四十九日までの仮の位牌として用いられるものです。本来はその後、本位牌に魂を移し、白木位牌はお焚き上げなどで供養処分されます。
しかし実際には、
忙しくてそのままにしていた
本位牌を作らなかった
宗教的な手続きに戸惑っていた
といった理由で、処分のタイミングを逃してしまう方も多くいらっしゃいます。
本位牌ならきちんとお祀りするのですが、白木位牌は仮のモノをいうイメージから、そのまま残っているケースが多いのです。
さらに、「お寺に相談したいけれど、遠方で縁も薄くなっていて…」という方も少なくありません。そうなると、「ゴミとして捨ててもいいの?」「塩を振れば大丈夫?」と悩まれてしまうのです。
自分で捨ててはいけない?塩を振れば安心?
インターネットなどでは、「白木の位牌は魂が抜けていなければ塩を振ってから捨てれば大丈夫」という情報も見かけます。しかし、これはあくまでも民間信仰や簡略化された処分方法であり、正式な方法とは言えません。
たしかに塩を振るという行為には、穢れを清める「厄払い」の意味があります。葬儀場で配られる塩も、家に入る前に自分に振りかけて邪気を払うためのものです。
つまり、可燃ごみに出す前に塩を振ることで「厄を払って清める」という気持ちの整理につながるため、精神的な安心感が得られるのでしょう。
実際にお寺でも「塩を振って捨てなさい」とアドバイスされることがあるのは事実です。
白木位牌は、本位牌を作らなかったとすると故人の魂が宿っている可能性がありますし、仮に「無い」としても、依り代だった魂の棲み処を、粗末に処分するのはおすすめできません。
たとえ仮の位牌であっても、役目が終わっているお位牌であっても、適切な方法で感謝の気持ちを込めて丁寧にお別れすることが大切です。
正しい処分方法:「閉眼供養」と「お焚き上げ」
位牌の処分において大切なのは、「閉眼供養(魂抜き)」をきちんと行うことです。
閉眼供養とは、故人の魂を位牌から抜いて成仏していただくための儀式です。
その後、白木位牌は「お焚き上げ(おたきあげ)」によって、丁寧に焼納します。
しかし、最近ではお寺でもお焚き上げを行っていないところが増えており、「供養はしても処分はできない」というケースも少なくありません。
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「でも、今さらお寺にお願いするのも気が引けるし……」「遠方の菩提寺にわざわざ出向くのは難しい……」
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故人ときちんとお別れできるよう、心を込めて対応いたします。
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お申し込みや詳細は、以下のページをご覧ください。👉 郵送供養プランの詳細はこちら
最後に:大切なのは「気持ちの整理」
白木の位牌をそのままにしておくのは、なんとなく気がかりなものです。でも、「ゴミとして捨てるのはちょっと……」と感じる方は、その気持ちこそが故人への想いの証です。
仮に知らない苗字だったり、誰かも特定できなような古いものだったとして、縁があってお位牌の処分を検討されているとしたら、気持ちの整理をつける意味でも供養は重要な過程です。
さくらサービス東京では、そうした皆さまの気持ちに寄り添い、「安心して手放せる」供養と処分のお手伝いをしています。
どうか無理せず、お気軽にご相談ください。
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