東京都大田区で仏壇を処分する方法と料金について
- Shinji Iwata
- 2022年12月30日
- 読了時間: 6分
更新日:6 日前

東京都大田区は、昭和22年(1947年)に「大森区」と「蒲田区」が合併してできたことから面積が61.86平方キロメートルもあって23区内で一番の広さです。
海と川に臨み、武蔵野台地の先端に位置していることから、昔から人が住みやすく、交通の要路もあったため、昔ながらの情緒あふれる街並みがたくさん残っている街で、区内には大森貝塚、多摩川台古墳群、池上本門寺五重塔など多くの史跡が点在します。
世帯数は401,961世帯(2022年12月現在)で、地主さんや先祖代々この土地に住んでいる方が多い地域であり、古くからの仏壇が置いてあることが多いです。
最近は、子供たちは結婚してマンションに移り住んでいてお位牌や仏壇を引き取らせるのは難しいし、自分達に何かあったらご供養の管理は今後どうなるのか悩まれているかたが最近増えています。
又、老人ホームなどに入居される方も増えていますが、仏壇を運び込むスペースもなくて、そのタイミングで処分したり小さいものに買い替えたりすることも年々増えてきています。

大田区の仏壇の処分について
仏壇の中の礼拝対象の閉眼供養が終わっていれば大田区の行政の粗大ゴミ収集サービスで引き取ってもらうことが可能です。
大田区ホームページの粗大ゴミの引き取り品の品目を見ると箱ものの項目の中に仏壇が明記されています。サイズがどこに該当するかで料金は決まります。
品目>箱ものの項目
・箱物家具(高さと幅の合計135cm未満)手数料300円
・箱物家具(高さと幅の合計180cm未満)手数料800円
・箱物家具(高さと幅の合計270cm未満)手数料1,200円 230cmを超は、収集不可。
・箱物家具(高さと幅の合計360cm未満)手数料2,000円 230cmを超は、収集不可。
・箱物家具(高さと幅の合計360cm以上)手数料2,800円 230cmを超は、収集不可。※230cmを超えるものは別途管轄の清掃事務所にお尋ね下さい。
※(参照2022年12月現在)
手数料は金額分の粗大ゴミ券をコンビニ等で購入し、廃棄する日の仏壇の見えるところの貼りつける仕組みです。廃棄のみでしたら非常にお安い金額で処分可能です。
但し指定の場所に指定に日と時間に自分で運ばなければならないという問題は有ります。

これらの引き取り条件は変更される可能性がありますのでお電話で予約されるときに確認してみてください。
お電話での申込先は
大田区粗大ゴミ受付センター 03-5465-5300
受け付け時間 8時~19時 (12月29日~1月3日及び保守点検除く)
粗大ゴミのネット申込ページ
大田区清掃事業課への直接のお問い合わせ
☏でのお問い合わせ
大森清掃事務所:大田区中央二丁目3番6号 電話:03-3774-3811 FAX :03-3775-6028 蒲田清掃事務所(調布地区):大田区下丸子二丁目33番1号 電話:03-6459-8201 FAX :03-6459-8597 蒲田清掃事務所(蒲田地区):大田区下丸子二丁目33番5号 電話:03-6451-9535 FAX :03-6451-9623 清掃事業課 電話:03-5744-1628 FAX :03-5744-1550
大田区ホームページ
仏壇の中身(礼拝の対象)はどのように供養するのか?
仏壇を供養しないで捨てたりしたら罰が当たる!と言ったりしますが、供養が必要なのは厳密に言えば中身に安置されたご本尊です。
仏壇は手を合わせる礼拝の対象(ご本尊やお位牌)をお祀りする場所であり、処分の前に供養しなさいというのはこのご本尊を指します。
ご本尊は、宗派によって形態が異なり、木の仏像だったり、掛軸だったり、複数あったり、組み合わせだったりします。
まずは仏壇の中に安置されたご本尊を供養無しで廃棄しないように注意することが重要です。

行政に粗大ゴミで引き取ってもらう場合は、ご本尊に対してご供養を行うのが大前提です。これを『ご本尊の魂抜き』と言います。
本来『ご本尊の魂抜き』も含めて『供養』という宗教儀式は、宗教法人しかできません。つまりお寺の僧侶に依頼することになります。
仏壇の供養の考え方は、宗派や地域やお寺によって異なる。
仏壇供養に対する考え方はいろいろあります。「仏壇に安置されたご本尊を供養すれば、仏壇はただの箱なので捨てれも構わない」という考え方と、「ご本尊の供養はもちろんだが、仏壇自体も本尊や位牌が祀られていた大切な場所なので粗末な扱いは避けるべき」という考え方があります。
本来は付き合いのあるお寺(菩提寺)に相談するのが最善ですが、それが出来ない場合には自らの判断、考え方にゆだねられます。
ご本尊の供養だけをお寺に依頼して、空になった仏壇の廃棄を別に行うことは非常に手間ですし、費用も掛かります。お寺に供養してもらわないと廃棄できないのなら、ご本尊の供養と仏壇の処分を一緒に行えると便利だよね、となるわけです。
その両方を一括して行っているのが仏壇供養の専門の業者です。
仮にお寺でご本尊の供養だけしてもらったが、何も入っていない仏壇であっても粗大ゴミで処分するのは気が引ける。ただ捨てるのではなく丁寧に粗末にならないように処分したいと考える方も多いと思います。
その場合でも(ご本尊が入っていなくても)専門業者なら引き取ってもらうことはできます。ご先祖様の祀られていた大切な箱としてご供養することで、自分達の心も後ろめたくなくスッキリしますので、専門業者に引き取ってもらって供養やお祓いを行ってもらうことはお薦めです。
『供養』は専門業者でもできるか?
供養は僧侶しかできません。
仏壇供養を専門に扱っている業者は、宗教法人と提携し、回収後に供養を行ってもらえるような仕組みになっていることが多いです。
本来は菩提寺という特定のお寺にしか依頼できない関係だったはずなのですが、現代では壇家でなくても供養を受けて頂けるお寺が増えてきました。
魂抜きの供養だけなら宗派のこだわりも昔ほど強くありませんので、近くのお寺でも気軽に相談は聞いてくれるはずです。そんな背景から民間の業者が中間に入って合理的に処分から供養までを行なうことに理解が得られるようになりました。
運搬から供養まで一括で受けて頂けるお寺さんは居ないでしょうから、お寺と提携し回収から供養、処分まで一括して行っている業者に依頼することが、一番面倒なく確実に正しく、しかも安心して任せられるのです。
菩提寺が無い、相談できるお寺がない、または分からないといった場合は、供養処分を一括して行うことができる専門業者にまずは相談されることをお勧めします。
専門業者はトータルで安く、利便性が高い。
業者は、位牌や仏像、掛け軸、遺影、仏具なども処分して、必要ならお焚き上げ供養もしてくれます。大切な本尊と位牌はお寺に任せて、お仏壇とその他のみを業者に引取ってもらうというのも手です。その場合は、お寺にお布施という料金と、業者への処分費用がそれぞれかかります。
お寺の僧侶による閉眼供養(魂抜き)を行ってもらって、仏壇は別途廃棄処分する場合は、行政サービスに処分をお願いしたとしてもトータルで専門業者のほうが安くなる場合があります。(当たり前ですが高価格な業者もいますので、業者によります。)
一括で安く行ってもらえる見積がとれれば、業者のほうが手間を考えてても大変合理的です。
供養や処分の考え方や手段については、是非親族で話し合ってご検討下さい。
東京都大田区でしたら以下の業者がすぐに対応してくれます。
東京都大田区の仏壇の引き取り供養処分を一括して頼める業者 さくらサービス東京
仏壇の3辺のサイズを採寸し☏で伝えればその場でお見積りしてくれます。あとは引き取り日程を決めるだけ。お寺のお住職が供養しているので安心です。神棚も取り扱っています。
供養証明が必要な場合はお寺が有償で発行してくれます。



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