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浄土真宗なのになぜ位牌があるの?

さくらサービス東京です。

今回は、私たちがよくいただくご質問のひとつ、

「浄土真宗のはずなのに、うちには位牌があるのはなぜ?」

というテーマについて、分かりやすくお話ししていきます。


お位牌に手を合わせる人


浄土真宗では位牌はいらないって聞いたけど?

まず基本のところから確認しましょう。

浄土真宗では、「亡くなった方はすぐに仏さまになる」と教えられています。そのため、霊が宿るとされる位牌は必要とされていません。


代わりに、「過去帳」や「法名軸(ほうみょうじく)」というものを仏壇に安置します。

過去帳にはご先祖のお名前と法名を書き記し、日々の手を合わせる対象とします。これが浄土真宗における本来の供養のかたちです。


でも、実際には浄土真宗の家にも位牌がある…

ところが実際には、「うちは浄土真宗だけど仏壇に位牌がある」というご家庭がたくさんあります。

この“矛盾”のように感じられる状況、なぜ起こるのでしょうか?


理由のひとつに「地域の慣習」や「家族の思い」があります。例えば、他宗の風習が浄土真宗の家庭にも根付いていたり、親世代が他宗派だった場合など、自然と位牌が引き継がれていることもあります。また、「位牌がないと供養にならないのでは?」といった不安から、安心の象徴として位牌を置かれているご家庭もあります。


実は浄土真宗でも、位牌の使用が絶対に禁じられているわけではありません。形式よりも、故人を偲び、仏さまの教えに触れる機会とすることが大切とされているのです。つまり、位牌を通して故人を偲び、感謝を捧げる心があれば、それは立派な供養といえるのです。


でもほんとうの理由は別にあるんです

実は「葬儀社や仏具店から勧められたるから」位牌を作ったという家庭は非常に多いです。

ご家族が葬儀の準備をしている中で、葬儀屋さんから「四十九日までに本位牌を用意してくださいね」と案内される。仏壇を購入するときに、「位牌はここに置くのが一般的ですよ」と説明される。

このように、深く考える余裕もない中で「そういうものなのか」と思って作ってしまうケースが本当に多いのです。

もちろん、業者の方々が悪意で勧めているわけではありません。「慣習的に」「みんながそうしているから」と案内しているだけなんです。もちろん儲けもあります。


仏壇の購入も同じことが言えます。四十九日が終わると仮位牌を本位牌に作り替えるのですが、本位牌をお祀りするのにお仏壇は有りますか?と言われるわけです。

位牌の安置場所のためだけに場違いの大きなお仏壇を購入するのは間違いです!


位牌を置くことは間違いなのか?

では、浄土真宗の教えに照らすと、位牌を置いているのは“間違い”なのでしょうか?

結論から言えば、それほど神経質になる必要はありません

宗派の教えとしては位牌を使わない方針でも、それによって故人を大切に思う気持ちが深まり、日々手を合わせる習慣ができるのであれば、それは立派な供養だと私たちは考えています。

ご先祖様が他宗派だった場合や、すでに代々の位牌が仏壇にある場合も、無理に処分する必要はありません。


形式より、家族の心を大切にしたい

仏事というのは、宗派だけでなく、地域の慣習、家庭の歴史、家族の想いが重なり合ったものです。

だからこそ、「これが正しい」「あれは間違い」と一刀両断にすることはできません。


大切なのは、“いま”この時代に生きるご家族が、どんな気持ちでご先祖を大切にしているか。その心が何よりも供養の本質なのです。


私たちさくらサービス東京では、「教義に厳密でなければならない」というより、「ご家族の気持ちを尊重する供養の形」を大切にしています。


不要になった位牌、どうすればいい?

そうは言っても、「うちは浄土真宗だから、これからは過去帳に切り替えたい」「作ってしまったけど、やっぱり位牌は整理したい」。「自分の代で供養を引き継ぐのは最後にしたい」と悩んでいらっしゃる方もいらっしゃるかと思います。

つまり、「この位牌、どう処分すればいいの?」という問題です。




お位牌の供養を郵送で受け付けている会社のホームページ→さくらサービス東京


✅ 詳しくは当社ホームページまたはお電話にてお気軽にお問い合わせください。

仏事や供養に「正解」はありません。ですが、わからないまま不安を抱えるより、ひとつずつ丁寧に整理していくことが、心の安らぎへとつながります。

お仏壇やお位牌のことでお困りの際は、どうぞさくらサービス東京にご相談ください。



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