実家にあるお仏壇に関し、介護施設等への入居、ご両親の死別、お引越しなどにより、今後お仏壇をどうすべきかお悩みが寄せられます。
弊社さくらサービス東京はお仏壇のご供養処分の専門家として考えられる方法に関しご案内させていただきたいと思います。
方法としては、3つとなります。
■お仏壇を新しく設置する場所に合わせて買い直す
■お仏壇は買い直さずご本尊、お位牌のみ新たな場所に設置する
■お仏壇、ご本尊お位牌を閉眼供養し、供養処分する
それぞれについてご説明します。
■お仏壇を新しく設置する場所に合わせて買い直す
お仏壇とは、「仏様をお祀りする場所」のことです。ここでいう仏様とはお釈迦様のことで、ご先祖様のことではありません。
しかし、仏壇には位牌が置かれており、仏壇とともに飾ってある遺影に向かって手を合わせたり、話しかけたるする場面もあったと思います。これは、お釈迦様の近くに位牌を置くことで故人が仏様に近づく、すなわち成仏するようにと祀っているためです。そのため、仏壇は「家の中のお寺」とも呼ばれ、故人とのつながりを確認するという役割も担っています。
大きな仏壇を安置するには、畳半畳ほどのスペースが必要ですが、日本の住宅事情は変化しており、マンションやアパートに住む家庭が増えてきました。住宅事情の変化に合わせてお仏壇も進化しています。そこで、マンションやアパートでも設置できる仏壇でご本尊、お位牌をまつるという方法です。
安置する場所として一般的には「神棚と仏壇は同じ部屋に置くべきでない」と言われることもありますが、現代では気にしなくてよいという風潮が強まっています。ただし、「仏壇と神棚を向かい合わせに置かない」という注意点は守るようにしましょう。これはどちらかに手を合わせるときに、必ず片方にお尻を向けることになってしまうからです。
また、お仏壇を置く方角についても風水や八卦、気脈などさまざまなポイントが気になるかもしれません。しかし、お仏壇の本来の役割はお釈迦様を祀ることであり、手を合わせる方が心地よくお参りできるのであればどこに設置しても問題ありません。もし、それでも気になる場合は、部屋の西側に置くとよいでしょう。
古いお仏壇は魂抜きの閉眼供養を行い、新しいお仏壇には開眼供養、魂入れを行います。
古いお仏壇の供養はお坊さんにその場所に来ていただき供養していただく方法のほか、弊社のように供養場にお坊さんに来ていただき閉眼供養していただくなどの方法がございます。
弊社の合同合同供養の様子はこちらから参照下さい。
■お仏壇は買い直さずご本尊、お位牌のみ新たな場所に設置する
お位牌は、故人を敬い、その存在を日々の生活の中に感じるための重要なアイテムです。しかし、お仏壇を持たないという選択をされるご家庭もあります。
弊社では、仏壇を用いずに位牌を適切に置くための具体的な方法、さらに、それに伴う注意点や作法に関して下記のようなご案内をさせていただいています。
お位牌とは、故人の霊を宿すための象徴であり、日本の仏教では広く使用されています。亡くなった人の名前や戒名、生年月日、命日が記された木製の牌で、故人の霊を鎮め、供養するための道具として重要な役割を果たします。位牌はその見た目から一見簡素に見えるかもしれませんが、その背後には深い意味と伝統があります。
位牌は故人の魂が宿る場所とされています。位牌を通じて、故人の魂と対面し、偲んで手を合わせる媒体としての役割を持ちます。
故人を偲び、親族や友人が集まり、生前の感謝を伝える場を作り、礼拝対象の機能を果たし、ご先祖様から繋がる魂の連携を保つための大切な道具であり、丁重に扱う必要があります。
位牌を置く場所を選ぶ際には、いくつかのポイントがあります。
・位牌を置く場所は清潔で静かな場所であること
故人への敬意を示すためだけでなく、祈りや瞑想の際に集中できる環境を作るためです。
・目線に近い場所に置くこと
手を合わせたときに、視界に自然に入る高さがお勧めです。
・安全性があるところ
もし香炉や蝋燭を使われるのでしたら、火事の可能性を考慮する必要があります。
具体的には、リビングルームの一角に専用の棚を設置して、そこに遺影と一緒に位牌を配置したり、既存の家具のちょうど良い高さに配置して、生活導線の中に礼拝の習慣を取り入れやすくすることが一般的です。
伝統的な仏間があれば、飾り棚やキャビネットの一部を改造して位牌置き場を作ることもできます。他にも、位牌専用の小さな祭壇やスペースを設けることも考えられます。最近では、モダンでスタイリッシュなデザインの位牌置き場も販売されており、インテリアに調和するアイデアが豊富です。
古いお仏壇は魂抜きの閉眼供養を行います。
古いお仏壇の供養はお坊さんにその場所に来ていただき供養していただく方法のほか、弊社のように供養場にお坊さんに来ていただき閉眼供養していただくなどの方法がございます。
これは仏事や信仰の中だけのことではなく、携わる色々な考え方の中で、やっておくべき事、あるいは決まり事と捉えて、存在したご先祖様達がそこにいると考えていた事実を粗末に扱わないという礼儀の範疇でもあります。
■お仏壇、ご本尊お位牌を閉眼供養し、供養処分する
お仏壇、お位牌を引き継ぐ方がいない場合には、閉眼供養し供養処分する方法がございます。
弊社では、お仏壇はご訪問させていただき弊社供養場へお引き取り致します。
ご位牌はお仏壇とともにお引き取りさせていただくほか、ご位牌のみの供養処分でございましたら、弊社宛に宅急便等で配送いただき供養処分させていただく方法もございます。
その他、故人の遺影、大切になされていたお人形等、ご家族の思いがこもったもの、その他神棚等の供養処分も行わせていただいております。
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