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実家を処分する際に残った仏壇や神棚はどのように処分する?正しい方法と注意点について解説します。

2022年12月8日
読了時間: 8分

更新日:16 時間前

急に実家の処分が決まって、不動産業者さんから残っている仏壇や神棚の撤去を急がされるという話は良くあります。他の残置物と違って、そのまま解体工事が進められないからです。

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大抵の場合、不用品回収業者も、供養が終わっていない仏壇や神棚は引き取りません。お墓もそうですが石材業者も供養が終わっていないと墓石の引き上げなどは行いません。


昔から信仰の対象物は、粗末に扱うと事故が起こったりするイメージがあって、仏壇や神棚を処分する際は事前に供養することが慣わしになっています。


仮にお坊さんや神主さんに来てもらって供養しても、大きくて重い仏壇の場合は他の場所に引っ越すこともスペース的に難しかったりします。


ということで退去のスケジュールが迫っている中で残った仏壇や神棚はどのように処置すれば良いのかわかりません。


供養が済んでいない仏壇を持って行ってくれる回収業者は少ないですし、さらに神棚があればこれはお寺ではなく神社に持って行かなきゃいけないとなって、放置がしばらく続いて結局最後のギリギリまで残ってしまうことが非常に多くあります。


仏壇や神棚はきちんと供養しないと処分も引っ越しもできないとすると、だれにどのように依頼すれば良いのでしょうか。


本編は、実家を処分する際、手間とコストがかからない仏壇と神棚の処分の方法を分かりやすく解説していきます。


実家に置いてある仏壇


仏壇の供養と処分を簡単に行う方法について

実家にある仏壇や神棚を処分する際は、宗派や寺院、地域の考え方に応じて、事前に供養や法要を行うことがあります。仏壇や位牌では「閉眼供養」「魂抜き」などと呼ばれることがありますが、宗派によって考え方や呼び方は異なります。

菩提寺があればまず相談するのが筋です。ただし菩提寺がない、或いは縁が薄れて相談しずらい、相談したら想定以上の費用を提示されたなどといったこともあると思います。



お墓がある実家を離れて都会で暮らすようになった子供たちは、関係が深かった親の時代と比べてお寺とのコミュニケーションが取れなくなっていることも多いです。

お寺側も代変わりして住職が息子の代になってさらに縁がなくなり、そんなに親しくないお寺に相談するのも気が引けるというのが一般的に良くある状況です。


そんな背景からお寺の役割を仲介してくれる業者が最近増えてきました。


インターネットの普及で近くのお坊さんを探したり、派遣してもらったりすることが普通にできるようになりましたし、お仏壇の供養に関しても廃棄とセットで受け付けてくれる、つまりお寺と提携して供養と引取りと処分を一括して行ってくれる専門の業者も登場しています。又仏具店でも仏壇の廃棄を受け付けてくれます。


もちろん供養も行いますので古くから商売している地域密着のお店なら安心です。


実家の仏壇をそのまま引き継ぐのではなく、新しいものに買い替えて引き継ぐという方法もありますが、その場合は古い仏壇を安くあるいは無料で引き取ってもらえる仏壇店を選んで新しいものを購入し、手間をかけずに安く実家の仏壇を処分するという方法もあります。


ただし新しい仏壇の購入にコストがかかりますからトータルで考える必要があります。


仏壇自体を継承するつもりなら新調することも選択肢ですから買い替えの場合は無料かあるいは安く古い仏壇の供養と処分を受け付けてくれるところが多いことを踏まえて検討して計算したほうがお得です。


最近よくあるのがインターネットなどで購入するケースですが、ネットの場合は販売店がよくわからないところだったりするので、必ず古い仏壇の処分について可能なのかと購入する仏壇の魂入れは行ってもらえるのかを確認しないと、結局自分で全て行わないとならなくなり手間と時間とお金が追加でかかります。


仏壇処分の業者をネットで探す場合は、仏壇処分あるいは仏壇供養と検索し住んでいるエリアを検索ワードに加えると、処分と供養を行ってくれる業者が仏具屋さんも含めてたくさん出てきますので確認してみてください。


神棚の処分は通常神社に持って行きます。神社で神主さんに祝詞(のりと)をあげてもらって玉串料という費用を払ってお焚き上げ処分します。その場合は運搬の必要がありますのでその辺の課題は後述します。



供養も行う仏壇処分専門業者



仏壇のなかにある仏像、掛け軸どのように処分する?

仏壇の魂抜きとは、実は仏像や掛け軸といったご本尊のことを指している場合が多いです。

つまり箱である仏壇ではなく中身の礼拝の対象の供養ということになります。


ご本尊や掛け軸を手放す場合は、菩提寺や僧侶に相談し、宗派や寺院の考え方に応じて閉眼供養などの法要を行ったうえで、お焚き上げ等の方法で供養することがあります。


お焚き上げとはお寺の境内で読教し供養として燃やして魂を天に還すという仏事の行事です。仏像も掛け軸もお位牌もこのお焚き上げの供養を最終的に行うことが供養の手順としては適正だとされています。




仏壇の中の仏像と掛け軸


仏壇のなかにある位牌はどのように処分する?

位牌にもたくさんの種類があって仏壇の中のお位牌がどのような経緯でその形で安置されているのかは様々な事情があります。


戒名を刻んだ普通のもの、先祖代々のもの、夫婦で戒名を2列に整理したもの、複数の位牌を板にして一基にまとめた繰出位牌など、お位牌にはいろいろな種類があります。


位牌を作るタイミングやまとめるタイミングで必ずお寺が介在し都度法要を行っているわけですが、そのような経緯も知らない世代に引き継がれてきてもどうしてよいかも分からず扱いに困ってしまうというのが最近のよくある状況です。


昔と違って、仏壇やお位牌の承継(引き継ぐこと)は少し難しくなってきていると思います。


まず先祖を崇拝し供養を継続し続けるという信仰が薄らいでいる事、次に物理的にも経済的にも礼拝対象を生活に取り込んで供養を日常化することが、今の住環境とライフスタイルに合っていないという事が挙げられます。


手元に置いた位牌に手を合わせることよりもっと合理的に個人や先祖を想い念じ感謝できる気持ちがあれば、あるいは無ければ、位牌という物理的なものを手放すという選択も、仏教徒であるという意識が薄ければ薄い程必然だと筆者は思っています。


管理する側も必ず亡くなり、その管理をまた次の代が延々と引継いでいかなければならないことが前提ですが、昔と違って核家族化し子供も少なくなっている今の時代の暮らし方に古くからの供養のスタイルが合わなくなってきている以上、墳墓、仏壇、位牌などの管理や承継の考え方も、どこかの世代(のタイミング)で変化してしかるべきだと思います。


つまり引き継ぐ人が、自分以降の管理は困難であると判断したならば、正しい処分の方法で供養の終結を果たすことも必然の決断であると思います。



位牌の処分を考える


仏壇のなかにある仏具はどのように処分する?

仏壇の中にあるおりん、香炉、燭台、花立などは鉄や陶器でできていて一般ゴミですてることはできません。なので仏壇と一緒に処分してもらうことをお勧めします。


これも専門業者に依頼すると仏壇と一緒に供養してその後別々にリサイクル素材として処分してもらえます。引き取りの価格は業者によっていろいろですが、仏壇の処分価格に含めているところも多いのでいろいろな業者に当たってみることをお勧めします。


蝋燭や線香などのストックもあると思いますが、これらの消耗品まで供養する必要はないのですが、気持ち的に捨てられないというときはこれも業者に引き取りをお願いしてみてはいかがでしょうか。大体の場合は気持ちを汲んで快く引き取ってくれると思います。



仏具の処分を考える

神棚の処分の方法

神棚を手放す際は、神社へ持ち込んで祈祷・お焚き上げを依頼する方法のほか、神棚の祈祷・お焚き上げに対応している専門業者へ依頼する方法もあります。


神社によって受付方法や祈祷の有無、初穂料などが異なるため、事前に確認すると安心です。



神社で神棚を返納お焚き上げ


供養の料金の相場について

供養にかかる費用は、寺院や神社、依頼内容、地域などによって異なります。


仏壇の閉眼供養を寺院へ依頼する場合は、お布施として数万円程度が一つの目安となりますが、寺院によって考え方は異なります。


また、専門業者へ仏壇の引き取りを依頼する場合は、仏壇の大きさや搬出条件、供養の有無などによって料金が変わります。


神棚についても、神社や依頼先によって祈祷料・お焚き上げ料が異なります。


依頼する際は、「供養料」「引き取り料」「搬出費」「お焚き上げ料」など、どこまで料金に含まれているかを確認して比較することが大切です。


お布施の相場について



まとめ

実家の仏壇を処分する際は、宗派や寺院の考え方に応じて、閉眼供養などの法要を検討します。


神棚も同様に神社か業者に依頼することができますので、両方を取り扱っている業者を探して供養込みで処分の料金がいくらになるのかを見積って比較すると依頼先が絞れます。


供養がどのように行われているのかを確認して信頼できる業者を選びましょう。


実家を整理するなら必ずできてくる宗教がらみのもの、或いはお守りやお札など、捨てられなくて困ってしまうものは全て引き取ってもらえるはずですのででまとめておきましょう。


大切に受け継がれてきた仏壇や神棚だからこそ、ご家族とも相談しながら、納得できる方法で供養・整理を進めることが大切です。





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