top of page

仏壇じまいを自分でする手順は?費用を抑えて後悔しない方法を解説!

様々な事情から、これまで大切に守ってきた仏壇を手放す「仏壇じまい」を検討する方が増えています。しかし、いざ自分で進めようと思っても「何から始めたらいいの?」「ご先祖様に失礼にならないか」といった不安を感じる方も多いのではないでしょうか。この記事では、仏壇じまいを自分で行うための具体的な手順や費用、そして後悔しないための注意点まで、分かりやすく解説します。


仏壇内部のご本尊様

 


仏壇じまいは自分でできるのか?

結論から言うと、仏壇じまいは自分自身で進めることが可能です。

業者に全てを依頼する方法もありますが、手順や守るべき作法をきちんと理解すれば、費用を抑えながらご自身のペースで進めることができます。「自分で処分するなんて罰当たりでは?」と心配されるかもしれませんが、最も大切なのはご先祖様への敬意と感謝の気持ちです。正しい手順を踏んで丁寧に進めることで、心のこもった供養となるでしょう。



 

仏壇じまいを自分で行うメリット・デメリット

業者に丸投げせず、自分自身で仏壇じまいを行うことには、大きなメリットがある一方で、無視できないデメリットも存在します。手順を確認する前に、ご自身の状況と照らし合わせて確認しておきましょう。

 

メリット:費用を大幅に抑えられ、心の整理がつく

最大のメリットは、やはり「費用を最小限に抑えられる」ことです。専門業者に依頼すると数万円〜数十万円かかるケースもありますが、自分で自治体の粗大ゴミとして処分できれば、処分費用自体は数百円〜千円程度で済みます。浮いた費用をお布施や新しい供養の形(手元供養など)に充てることも可能です。

また、長年手を合わせてきた仏壇を、他人任せにせず自分の手で片付けることは、「最後の親孝行」や「ご先祖様への供養」そのものになります。一つひとつ手作業で整理することで、気持ちの切り替えや心の整理がつきやすいという点も、自分で行う大きな意義と言えるでしょう。


デメリット:肉体的な負担と、手配の複雑さ

一方でデメリットとなるのは、「手間と労力がかかる」点です。仏壇は木材と金具で作られており、予想以上に重厚で重いものです。特に高齢の方や女性だけで搬出するのは危険を伴うため、人手が必要になります。

また、単に捨てるだけでなく「閉眼供養(魂抜き)」のための僧侶の手配や、引き取り手のない仏具の分別など、慣れない手続きをすべて自分で調べる必要があります。

「作法として間違っていないか?」という不安を抱えながら進めることが、精神的な負担になる場合もあるでしょう。

 


自分で仏壇じまいを進めるための4つの手順

仏壇じまいを自分で進めるには、大きく分けて4つのステップがあります。一つひとつを丁寧に行うことが、後悔しない仏壇じまいにつながります。


手順1:親族へ相談し合意を得る

仏壇は個人だけのものではなく、家族や親族にとっても大切な礼拝の対象です。何の相談もなく仏壇じまいを進めてしまうと、後々「なぜ相談してくれなかったのか」という親族間のトラブルに発展しかねません。まずは、仏壇じまいを考えている理由を丁寧に説明し、関係する親族の理解と合意を得ることが非常に重要です。


手順2:閉眼供養(魂抜き)を手配する

仏壇じまいにおいて、最も重要な儀式が「閉眼供養(へいがんくよう)」です。これは「魂抜き」「お性根抜き」とも呼ばれ、仏壇に祀られているご本尊やご先祖様の魂を抜き、仏壇を単なる「モノ」に戻すための儀式です。この儀式を行わずに仏壇を処分することは、魂をぞんざいに扱うことになりかねません。菩提寺(先祖代々のお墓があるお寺)があればそちらへ、なければ僧侶手配サービスなどを利用して依頼します。※但しお祀りしてあるご本尊を外せば仏壇自体は魂抜きは不要をいうのが信仰上の一般論です。その場合でも大切に扱い仏壇本体も供養を行うという考え方をお勧めします。



手順3:仏壇の中の仏具を整理する

閉眼供養が終わったら、仏壇の中にある仏具を整理します。ご本尊や位牌、遺影、過去帳、そして香炉や花立、おりんといった仏具など、様々なものがあります。特にご本尊や位牌は、閉眼供養の後もお寺でお焚き上げ供養をしてもらうのが一般的です。その他の仏具については、菩提寺や仏壇店に相談するか、自治体のルールに従って処分します。


手順4:仏壇本体を処分する

閉眼供養を終え、中が空になった仏壇は、単なる「木の箱(家具)」となります。そのため、一般の家具と同様に処分することが可能です。※供養を行うかどうかは考え方次第です。

具体的な処分方法については後述しますが、主に「自治体の粗大ゴミとして出す」「仏壇店に引き取ってもらう」「不用品回収業者に依頼する」といった選択肢があります。

 

 

仏壇の処分方法を3つ紹介

閉眼供養を終えた仏壇本体の処分は、主に3つの方法があります。それぞれのメリット・デメリットを理解し、ご自身の状況に合った方法を選びましょう。

処分方法

費用の目安

手間

メリット

デメリット

自治体の粗大ゴミ

1,000円~5,000円程度

かかる

費用が最も安い

自分で搬出する必要がある。自治体によっては回収不可の場合も。

仏壇店

2万円~8万円程度

少ない

専門知識があり安心。仏具もまとめて引き取ってもらえる。

費用が比較的高額になる傾向がある。

不用品回収業者

1万円~3万円程度

少ない

他の不用品も一緒に処分できる。搬出も任せられる。

業者選びが重要。「閉眼供養済み」が条件の場合が多い。


自治体の粗大ゴミとして処分する

最も費用を抑えられるのが、自治体の粗大ゴミとして処分する方法です。多くの自治体では、閉眼供養済みの仏壇であれば家具として回収してもらえます。ただし、事前に申し込みが必要であり、自分で指定の場所まで運び出す必要があります。また、自治体によっては仏壇の回収を受け付けていない場合もあるため、必ずお住まいの市区町村の役場にご確認ください。


仏壇店に引き取りを依頼する

購入した仏壇店や、近隣の仏壇・仏具店に引き取りを依頼する方法です。仏壇の専門家であるため、宗派の作法にも詳しく、安心して任せることができます。費用はかかりますが、仏具の処分なども含めて一括で相談できるのが大きなメリットです。搬出から処分まで全てお任せしたい場合に適しています。


不用品回収業者に処分を依頼する

遺品整理や家の片付けなどで、仏壇以外にも処分したいものがたくさんある場合には、不用品回収業者にまとめて依頼するのも一つの手です。搬出作業も全て任せられるため、手間がかかりません。ただし、業者によっては閉眼供養が済んでいない仏壇の引き取りを断られることがあります。必ず事前に「閉眼供養済みである」ことを伝えて、対応可能か確認しましょう。

 


自分で仏壇じまいをする場合の費用総額

自分で仏壇じまいを行う場合、総額でどれくらいの費用がかかるのでしょうか。大きく分けて「閉眼供養」と「仏壇処分」の2つの費用が発生します。


閉眼供養にかかる費用

前述の通り、僧侶にお渡しするお布施や御車代などが必要になります。あくまで目安ですが、合計で3万円から10万円程度を見ておくとよいでしょう。菩提寺との関係性や地域によっても異なるため、不安な場合は事前に相談してみることをお勧めします。

 

仏壇の処分にかかる費用

仏壇本体の処分費用は、選択する方法によって大きく異なります。自治体の粗大ゴミとして出せば数千円で済みますが、仏壇店や不用品回収業者に依頼する場合は数万円単位の費用がかかります。ご自身の予算や、どこまで手間をかけられるかを考慮して選択しましょう。


費用を少しでも抑えるためのコツ

総費用を抑える最大のポイントは、仏壇本体の処分を自分で行うことです。粗大ゴミとして処分できれば、業者に依頼するよりも数万円単位で費用を節約できます。大きな仏壇で自分で運び出すのが難しい場合でも、解体して一般ゴミとして出せるサイズにすれば費用がかからないケースもあります(自治体のルール確認は必須です)。

 


後悔しないために知っておきたい注意点

最後に、仏壇じまいを進める上でトラブルを避け、後悔しないために押さえておくべき注意点を3つご紹介します。


閉眼供養の前に仏壇を処分してはいけない

繰り返しになりますが、仏壇じまいにおいてお祀りしてあるご本尊様の閉眼供養は最も重要な儀式です。この儀式を省略して、仏壇をただの物として処分してしまうことは絶対に避けてください。ご先祖様への礼を欠くだけでなく、ご自身の心にも後悔が残ってしまう可能性があります。必ず正しい手順を踏むようにしましょう。


仏壇の中の貴重品を確認する

仏壇の引き出しや収納スペースは、目立たないことから故人が大切なものを保管しているケースが少なくありません。遺言書や土地の権利書、預金通帳、印鑑、現金などが見つかることもあります。処分する前には、必ず全ての引き出しや扉の中身を確認し、誤って貴重品を処分してしまわないよう注意してください。


宗派による作法の違いを理解する

仏教には様々な宗派があり、仏壇じまいの考え方や作法が異なる場合があります。例えば、浄土真宗では「魂」という概念がないため、「魂抜き」とは言わず「遷座法要(せんざほうよう)」といった儀式を行います 。ご自身の家の宗派が分からない場合は、親族に確認したり、仏壇に安置されているご本尊(仏像や掛け軸)の特徴から調べたりすることができます。


 


まとめ

仏壇じまいを自分で進めることは、決して難しいことではありません。大切なのは、親族への相談を怠らず、閉眼供養という重要な儀式を必ず行い、ご先祖様への感謝の気持ちを持って丁寧に手順を踏むことです。

この記事で紹介した流れや費用、注意点を参考にしていただき、後悔のない、円満な仏壇じまいを執り行ってください。

とはいえ、実際に進めていく中で「閉眼供養の手配が難しい」「仏壇の処分方法に迷う」「重い仏壇を自分で運ぶのは不安」といったお悩みが出てくることもあるでしょう。そんなときは、仏壇じまいの専門業者に相談するのも一つの方法です。


「さくらサービス東京」では、閉眼供養の手配から仏壇の引き取り、処分まで、仏壇じまいに関わる全ての工程をサポートしています。

ご自身で進めることが難しいと感じた場合や、安心して任せたいとお考えの方は、ぜひ一度公式サイトをご覧ください。



さくらサービス東京では、自社で運営する供養場にて月に2回ほど法要を行っています。

全国から集まる位牌や仏壇を提携寺院の住職がひとつひとつ魂抜きしていきます。


さくらサービス東京の供養の様子
さくらサービス東京の供養の様子

コメント


© 2019-2026 sakuraservicetokyo. All Rights Reserved.

bottom of page