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遺品整理のやり方を5つのステップで解説!いつから始めるべき?注意点は?

身近な方が亡くなった後、避けては通れないのが「遺品整理」です。故人を偲ぶ悲しみの中で、何から手をつければ良いのか分からず、途方に暮れてしまう方も少なくありません。しかし、正しい手順とやり方を知ることで、心残りなく整理を進めることができます。

この記事では、遺品整理を始める時期から具体的な進め方、注意点までを分かりやすく解説します。

遺品整理

 


遺品整理はいつから始めるべき?

遺品整理を始める時期に明確な決まりはありませんが、故人の住居の状況によって目安となるタイミングがあります。

故人が賃貸のアパートやマンションに住んでいた場合は、速やかに遺品整理を進める必要があります。賃貸借契約が続いている間は家賃が発生し続けるため、契約の解約手続きと並行して、退去日までに部屋を空にする必要があります。大家さんや管理会社と相談し、無理のない範囲で計画を立てましょう。

 

その他遺品整理のタイミングについては以下記事をご参照ください。


 


遺品整理を始める前にやるべきこと

本格的な片付け作業に入る前に、必ず確認しておくべき重要な点が2つあります。これらを怠ると、後々親族間でのトラブルに発展する可能性もあるため注意が必要です。


遺言書の有無を確認する

まず最初に、故人が遺言書を残していないかを確認しましょう。遺言書には、財産の分配だけでなく、遺品の取り扱いについて記されている場合があります。もし遺言書が見つかった場合は、その内容が最優先されるため、勝手に遺品を処分してはいけません。法務局や公証役場に保管されている可能性もあるため、心当たりがある場所を探してみてください。


親族間で話し合いの場を設ける

遺品は法的には相続財産であり、法定相続人全員の共有財産です。そのため、一人の判断で勝手に整理を進めてしまうと、「大切なものを捨てられた」「価値のあるものを独り占めした」といったトラブルの原因になりかねません。作業を始める前に必ず相続人全員で集まり、遺品整理の進め方や、誰が何を引き継ぐかについて話し合い、全員の合意を得てから進めることが非常に重要です。


 

遺品整理を自分で行うときに準備するもの

遺品整理は、想像以上にホコリが舞い、体力を消耗する作業です。作業当日に「あれがない!」と慌てて買い出しに行く時間を減らすためにも、事前にしっかりとした装備と道具を揃えておくことが効率化のカギとなります。


仕分け・梱包に必要な基本セット

まずは、遺品を分類し、搬出するための基本的な資材です。特にゴミ袋は大量に消費するため、多めに用意しておきましょう。


  • 自治体指定のゴミ袋可燃・不燃・資源など、分別ルールに従って複数種類を多めに用意します。

  • 半透明のゴミ袋「保留」のものや、寄付するものを一時的にまとめるのに役立ちます。

  • 段ボール箱「リサイクルショップ行き」「形見分け用」など、行き先別に箱を作ります。スーパーで貰えるものではなく、底が抜けないよう新品や強度の高いものがおすすめです。

  • ガムテープ・養生テープ箱の梱包だけでなく、家具の扉が開かないように固定する際にも使います。

  • 油性マーカー段ボールやゴミ袋に中身や行き先(「燃えるゴミ」「長男へ」など)を大きく書くために必須です。

  • ハサミ・カッター・ビニール紐雑誌や新聞を束ねたり、梱包を開封したりする際に使用します。


服装・身を守るための装備 

長期間閉め切っていた家屋や押し入れの中は、ホコリやカビが発生していることがあります。健康を守り、怪我を防ぐための服装で臨みましょう。


  • マスクホコリやカビの胞子を吸い込まないよう、防塵効果のあるものが望ましいです。

  • 軍手・ゴム手袋家具の運搬には滑り止めのついた軍手、水回りの片付けや汚れたものを扱う際には厚手のゴム手袋と、使い分けると便利です。

  • 汚れても良い服装(長袖・長ズボン)虫刺されや切り傷を防ぐため、夏場でも肌の露出は控えましょう。

  • 上履き・スリッパ床に画鋲やガラス片が落ちている可能性があるため、足元を保護するものが必要です。

 


自分でできる遺品整理のやり方5ステップ

事前の準備が整ったら、いよいよ実際の作業に取り掛かります。膨大な量の遺品を前に圧倒されてしまわないよう、順序立てて進めることが大切です。ここでは、効率的に進めるための5つのステップを紹介します。


手順1:スケジュールと作業範囲を決める

まずは、遺品整理全体のスケジュールを立てましょう。「いつまでに終わらせるか」という最終目標日を決め、そこから逆算して「今日は寝室のタンス」「今週末はキッチン周り」というように、日ごとや週ごとの具体的な作業範囲と目標を設定します。最初に計画を立てることで、作業の進捗が分かりやすくなり、ゴールが見えるためモチベーションを維持しやすくなります。


手順2:貴重品や重要書類を探す

本格的な仕分け作業の前に、まずは貴重品や重要書類を最優先で探し出します。これらは相続手続きに必要であったり、金銭的な価値があったりするため、誤って処分してしまわないようにするためです。見つけたら、一つの箱にまとめて安全な場所に保管しておきましょう。

探すべきものの種類

具体例

財産関連

預金通帳、印鑑、クレジットカード、有価証券、不動産の権利書

重要書類

年金手帳、保険証券、パスポート、マイナンバーカード、契約書類

貴重品

現金、宝石・貴金属、骨董品、ブランド品

デジタル遺品関連

パソコン、スマートフォン、IDやパスワードのメモ



手順3:「残すもの」「不用品」に仕分ける

次に、遺品を「残すもの(形見分けや自分で使うもの)」と「不用品(処分するもの)」に仕分けていきます。この際、「保留」というカテゴリーの段ボールも用意しておくと、判断に迷うものを一時的に保管でき、作業がスムーズに進みます。

すべてのものを一度に判断しようとすると疲れてしまうため、「まずは衣類から」「次は本棚」というように、小さな範囲から手をつけるのがコツです。

捨ててはいけないものについては以下記事で解説しています。



手順4:形見分けを行う

「残すもの」に分類した品物の中から、親族や故人と親しかった友人などに譲る「形見分け」を行います。故人を偲ぶ大切な機会ですが、高価なものを形見分けすると贈与税の対象となる場合があるため注意が必要です。誰が何をもらうかについては、親族間でしっかりと話し合い、全員が納得する形で進めましょう。




手順5:不用品を処分する

最後に、「不用品」と判断したものを処分します。処分方法は一つではありません。それぞれの品物に合った適切な方法を選ぶことで、費用を抑えたり、環境に配慮したりすることができます。詳しい処分方法は次の章で解説します。

 


遺品整理で出てきた不用品の処分方法

仕分け作業で出た不用品は、適切に処分する必要があります。主な処分方法を4つ紹介しますので、状況に合わせて使い分けましょう。


買取業者やリサイクルショップを利用する

まだ使える家電や家具、ブランド品、骨董品などは、買取業者やリサイクルショップに売却できる可能性があります。買取が成立すれば、処分費用がかからないばかりか、現金化することもできます。量が多い場合は、自宅まで査定に来てくれる出張買取サービスを利用すると便利です。


自治体のルールに従ってゴミとして処分する

衣類や日用品などは、お住まいの自治体のルールに従って分別し、可燃ゴミや不燃ゴミとして処分します。タンスやベッドなどの大型家具は粗大ゴミ扱いとなるため、事前に自治体へ申し込み、手数料を支払って回収してもらう必要があります。


NPO団体などに寄付する

まだ使えるけれど売却するほどではない衣類や日用品、介護用品などは、NPO団体や福祉施設へ寄付するという選択肢もあります。故人が大切にしていたものを、必要としている誰かに役立ててもらうことができます。寄付を受け付けている品目は団体によって異なるため、事前にホームページなどで確認しましょう。


供養やお焚き上げを依頼する

仏壇や神棚、故人が大切にしていた人形や写真など、ゴミとして処分することに抵抗がある品物は、お寺や神社に依頼して供養やお焚き上げをしてもらうことができます。専門の業者でも供養サービスを提供している場合があります。心の整理をつけるための一つの方法として検討してみると良いでしょう。

 


まとめ

遺品整理は、故人との思い出と向き合う、心身ともに負担の大きい作業です。しかし、事前にしっかりと計画を立て、正しい手順で進めることで、心残りなくやり遂げることができます。何よりも大切なのは、ご自身の心と体の負担を考え、無理のないペースで進めることです。

もし、遺品整理を一人で進めることに不安を感じたり、時間や体力的に難しいと感じた場合は、プロの力を借りることも選択肢の一つです。遺品整理の専門業者であれば、故人の思い出の品を丁寧に扱いながら、効率的に作業を進めてくれます。


「さくらサービス東京」では、遺品整理のプロフェッショナルが、お客様一人ひとりの状況に寄り添い、遺品の中でも扱いが難しい宗教がらみのお品に対してサポートいたします。


仕分けから処分、遺品の中の供養の対応に関する作業に対応しておりますので、お困りの際はお気軽にご相談ください。


~対象品~

位牌、仏壇、遺影、数珠、神棚、霊璽、祖霊舎など、、、、


~対応不可~

遺骨、剥製、骨壺、刃物や爆発する可能性のある危険物



■この記事で紹介したやり方を参考にしながら、ご自身にとって最善の方法で遺品整理を進めていただければ幸いです。


■供養品にお困りの際は、詳しいサービス内容について公式サイトをご覧ください。


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い位牌や仏壇の処分は供養から出張引き取りまで一括で引き受けます。
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