知っておきたい霊璽の役割と神棚の設置方法
- Shinji Iwata
- 3月24日
- 読了時間: 4分
更新日:6月9日
近年、神社との関わりが薄くなり、「ご先祖様の霊璽(れいじ)」や「古い神棚の処分」にお困りの方が増えています。特に親世代が守っていた神棚を引き継いだものの、正しい祀り方がわからず、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
今回は、霊璽の意味や役割、神棚の正しい設置方法、そして処分の仕方までを、わかりやすく解説いたします。

霊璽とは何か?その役割を知る
「霊璽(れいじ)」は、神道において亡くなった方の御霊(みたま)をお祀りするための木札です。仏教でいう「位牌」にあたる存在で、通常は神棚の近くに安置し、ご先祖様への感謝や日々の安寧を祈念します。
神道では、亡くなった方の霊は神と同様に尊い存在とされ、霊璽を通じて日常的に敬意を表すことが大切です。ただし、霊璽は年月と共に褪せたり、代替わりで新しい霊璽が作られることもあるため、古い霊璽の取り扱いには一定の配慮と手順が必要です。
また霊璽は、祖霊舎(それいしゃ)という専用のお社の中に納めてお祀りします。主に神道における先祖の霊を祀るための祭壇であり、仏教における「仏壇」に相当するもので、神棚とは別に設けられます。
神棚と祖霊舎の正しい設置方法
神棚は、日本の伝統的な住空間において、神様をお祀りする神聖な場所です。霊璽をお祀りした祖霊舎と一緒に祀られることもありますが、配置や方角、祀り方には注意点があります。
基本的な設置ルール
設置場所:なるべく家の中でも明るく清潔な高所(天井付近)に設置します。
方角:南向き、もしくは東向きが良いとされています。
重ねない:神棚の上には物を置かず、真上にトイレなどがない場所を選びます。
お供え物:米・塩・水を基本とし、日々取り替えることで清浄を保ちます。

祖霊舎を神棚と一緒に設置する場合は、御神札とは分けて、やや低い位置や隣に配置するのが一般的です。その他にも清浄を重んじる神道の考え方に基づいた正しい方法とマナーがあります。以下に、両方を設置する場合の基本的なルールと注意点をまとめました。
両方を同じ方角に向けるのが理想です。
現実的に難しい場合は「拝礼する側が正面を向ける位置」でも問題ありません。
神棚より祖霊舎が高くならないように注意しましょう。
理想的なのは 床の間、仏間、客間の一角などの清浄な場所です。
同じ部屋に置く場合の注意点
神棚と祖霊舎を同じ部屋に置くこと自体は可能ですが、並列で配置すること(左右に並べる)が望ましいです。
両者に対し個別に拝礼できる空間的余裕を確保しましょう。
古い霊璽や神棚の処分方法
霊璽や神棚は、「神聖なもの」としてお祀りされたものですので、粗末に扱ったり、一般ゴミとして捨てたりすることは避けるべきです。
自分で処分するには?
理想的には、お近くの神社に返納し、お焚き上げ(おたきあげ)による供養をしてもらうのが望ましいです。ただし、
神社との関わりがない
どこに持っていけばよいか分からない
忙しくて時間が取れない
といった理由で、対応が難しい方も少なくありません。
また、行政の粗大ごみサービスでは、宗教的な供養が一切行われません。形式的な廃棄に終わってしまうこともあり、心情的に納得できないという声も多く寄せられています。
安心の供養処分は「さくらサービス東京」へ
当方「さくらサービス東京」では、神社への返納・お焚き上げを含めた霊璽や神棚の供養処分を一括で対応しております。
遠方の方でも安心の郵送対応
霊璽などの小型のお品であれば、ゆうパックやレターパックでお送りいただければ受付致します。
受け取り後は、提携神社にて責任を持って返納しお焚き上げ致します。
大型の神棚も出張対応(関東圏限定)
関東圏であれば、ご自宅までお伺いしての引き取りも可能です。
搬出が難しい場合も、経験豊富なスタッフが丁寧に対応いたします。
最後に
霊璽や神棚は、家族やご先祖様とのつながりを感じられる大切な存在です。その処分に迷いや不安があるのは当然のことです。
無理に自己流で行わず、専門業者に任せることで、心穏やかにお別れすることができます。
「霊璽や祖霊舎の処分方法が分からない」「神棚の片付けに困っている」と感じたら、どうぞお気軽にさくらサービス東京までご相談ください。安心してお任せいただける環境をご用意しております。
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