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仏像の処分についてお困りの方へ 依頼先や仏像の処分の方法について分かり易く解説します。

更新日:3月23日

「仏像の処分の仕方がわからない」「仏像を処分するならお焚き上げしたほうが良いのではないか」とお悩みだったり、「仏像を買い取ってくれるところはないのか?」と業者をお探しの方もいらっしゃるのではないでしょうか。そもそもの仏像の役割を知ったうえでその処分方法について解説致します。


仏壇に安置されているご本尊(仏像)


■お仏壇の中に安置されている仏像は何のため?


お仏壇は家のお寺と言われます。寺院の本堂に必ずご本尊様があるように、家の仏壇にも魂を入れたご本尊と呼ばれる仏像を祀り、信仰の対象として手を合わせます。

ご本尊を安置するのは、仏壇の中に置いている先祖代々の位牌や故人の位牌を見守って頂くことが目的です。

仏壇の中に安置するご本尊が仏像ではなく掛け軸をかけていたり両方あったりすることがありますが礼拝の対象になるという意味でどの種類も役割は同じです。


仏像と掛け軸がセットのご本尊


■仏像の種類について


仏像とは仏教の信仰対象である仏の姿を再現した像のことです。信仰宗派によって多種多様な仏像が造られおり、安置する場所に合わせて、形や姿勢、材質や大きさについても様々です。材質に関しては、木彫りの他に、金属や石を使ったものも多く存在します。又、金や銀を使ったものはとても高価であることは言うまでも有りません。


本来の仏像は、「釈迦如来」と「阿弥陀如来」などの如来像を指しますが、一般的には「祖師像」「菩薩像」「天部像」「明王像」も含めた像全般を総称して仏像と呼んでいます。


如来像は多種多様


■仏像を処分する前に行うこと


魂抜きについて考えることが必要です。これは先ほど記載したとおり、位牌を見守るご本尊として仏壇などに安置されている仏像には、購入した際に開眼供養などの儀式を行ってお寺さんが魂入れを行っているからです。


注意が必要なのは、処分を考えている仏像がどのような目的で購入されたかです。例えば土産物屋さんで買った工芸品には魂は入っていません。入っていないので抜く必要はなくそのまま処分することが可能です。


閉眼供養の様子


■仏像の処分の方法について


菩提寺に聞けるなら相談してみましょう。柔軟に聞いてもらえないようでしたらこじれないように相談だけということにして早々に他の方法を当たることをお勧めします。

あとは仏具屋さんでも引き取ってくれるところがあります。新規購入者のみ対象となっていることも多いので、まずは相談からになります。

確実なのは専門の引取り業者です。供養とセットで処分する業者や骨董品として仏像を買い取る買取業者があります。


ご本尊の仏像も、魂抜きを行えば処分することは可能ですが、捨てることは気が引けてしまいますので、その場合は専門業者に引き取ってもらうことをお勧めします。

専門業者の場合は魂抜きが終わっていない、あるいは魂が入っているか分からない場合でも、供養をしたうえで処分してくれるので安心して依頼できます。

魂抜きを代行して処分してくれるので手間がかからない上に安心ですが、信頼できる業者を選ぶことがポイントです。


もし骨董品の価値のある仏像であれば、買取業者に買い取ってもらえることがあります。見積りは無料でおこなっているところがほとんどですのでまずは写真をとってメールなどで送って見てもらって概算の見積をとってみるのも良いと思います。その際に仏像の裏に作者名が入っているか、素材は何か、重さや古さの印象も添えると良いです。


買取業者の場合は、仏像を商品としてしか見ていませんので、魂抜き云々を全く気にしていないところがほとんどです。ご本尊の場合には、魂抜きの必要性を確認してみて、粗末な扱いをしないところかどうかを判断した方が良いと思います。

見積もりも「最終的には見ないと分かりません」と返事が来るので少なくとも買い取ってもらえるかどうかを確認してから進めると手間損はないと思います。


フランチャイズで展開している買取り業者は本部が査定するので担当者は全く知識がないどころか扱いが酷いところもあります。いきなり片手でつかみあげて座像を落としたり、無理やり寝かして裏をのぞいたりする一部の素人の業者さんが存在します。やはり仏像を扱うと謳っている専門の骨董品屋さんが安心です。なんでも買い取りますという業者ではなく仏像等骨董品も確かな目利きで買い取れますという会社を選ぶように注意して下さい。





■まとめ


仏像を処分する際には魂抜きに注意して処分方法を決めましょう。

①お寺に相談する。

一部のお寺で供養してお焚き上げしてもらうことができます。お布施代がかかります。

②仏具屋で引き取っともらえます。

対応は様々ですので馴染みがあれば相談してみましょう。

③供養とセットで処分してくれる業者に依頼する。

供養を正しく行う業者を選ぶこと!

引取り料金がかかります。1体3000円~6,000円くらいが相場です。

郵送で引き取ってくれる供養業者はコチラ

③魂抜きして買取り業者に引き取ってもらう。

目利きが確かな信頼できる専門の業者を選ぶこと!

仏像が新しくてもまずは骨董専門店に聞いてみるのがセオリー。

見積もりは無料。木彫りの新しいものは1体数百円ですが、骨董価値その他が付けば数万円にもなります。

問題が解決した夫婦
 

=付録=

〇宗派によって異なるご本尊の種類を紹介します

浄土宗 阿弥陀如来(舟立弥陀)

真宗本願寺派(西)阿弥陀如来(西立弥陀)

真宗大谷派(東)阿弥陀如来(東立弥陀)

真宗高田派 阿弥陀如来(東立弥陀)

真宗佛光派 阿弥陀如来(後光7本)

※後光とは仏像の上部の光ことで、その本数が種類によってことなります。

真宗興正派 阿弥陀如来(西立弥陀)

真宗木辺派 阿弥陀如来(後光7本)

真宗出雲路派 阿弥陀如来(西立弥陀)

真宗誠照寺派 西立弥陀 or 東立弥陀

真宗三門徒派 阿弥陀如来(東立弥陀)

真宗山元派 阿弥陀如来(西立弥陀)

時宗 阿弥陀如来(舟立弥陀)

融通念仏宗 掛軸は「十一尊天得如来」、仏像は「阿弥陀如来(舟立弥陀)」

天台宗 阿弥陀如来(座弥陀が多い)特定のご本尊が定めず。

真言宗 大日如来

日蓮宗 曼荼羅曼荼羅の掛け軸、日蓮上人の仏像

臨済宗 釈迦如来(座釈迦)

曹洞宗 釈迦如来(座釈迦)

黄壁宗 釈迦如来(座釈迦)

 

郵送で仏壇の引取り処分を行っている業者→さくらサービス東京



位牌供養のさくらサービス



 

はすの花

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