top of page

白木位牌のお焚き上げ費用はいくら?費用相場や依頼先、供養方法を丁寧に解説します

更新日:10月10日

故人の魂が仮の宿としていた白木位牌(しらきいはい)は、四十九日の法要で本位牌に置き換えられてその役目が終わります。

しかし、いざ処分するとなると「どうすればいいの?」「費用はいくらかかるの?」と不安に思う方も少なくないでしょう。白木位牌は故人の魂が宿っていた大切なものですから、適切な方法で供養する必要があります。

この記事では、白木位牌のお焚き上げにかかる費用相場や依頼先、そして供養の流れや注意点について、分かりやすく解説します。

 

ree


白木位牌とは?四十九日後に処分が必要な理由

葬儀の際に祭壇に置かれる白木の位牌は、故人のための仮の住まいです。その役割と、なぜ四十九日後に処分が必要になるのかを解説します。


白木位牌とは故人の魂が宿る仮の位牌

白木位牌は、塗装などが施されていない白木で作られた位牌で、「仮位牌」とも呼ばれます。 葬儀から四十九日までの間、故人の魂が一時的に宿る場所(依り代)としての役割を持ちます。 葬儀の際に急いで準備する必要があるため、加工に時間がかからない白木が用いられます。


四十九日法要で本位牌へ魂を移す

仏教では、故人の魂は四十九日をもって行き先が決まると考えられています。この四十九日の法要の際に、僧侶にお経をあげてもらい、白木位牌に宿っていた魂を、新しく用意した「本位牌」へと移す「魂入れ(開眼供養)」という儀式を行います。 魂が移った後の白木位牌は役目を終えるため、お焚き上げによって浄化し、天にお還しする必要があるのです。


 


白木位牌のお焚き上げはいつまでに行うべき?

役目を終えた白木位牌は、いつまでにお焚き上げをすればよいのでしょうか。一般的なタイミングについて解説します。


四十九日法要後が一般的な時期

白木位牌のお焚き上げは、本位牌への魂入れが完了する四十九日法要の後に行うのが最も一般的です。法要の際に、僧侶に白木位牌を預けて、お焚き上げを依頼するケースが多く見られます。これにより、一連の供養をスムーズに終えることができます。


遅れても問題ないが早めの供養がおすすめ

様々な事情で四十九日法要後すぐにお焚き上げができない場合もあるでしょう。特に決まった期限はないため、遅れてしまっても問題はありません。しかし、白木位牌はあくまで仮の位牌であり、長期間自宅に置いておくものではないとされています。故人の魂が宿っていた大切なものですから、感謝の気持ちを込めて、できるだけ早めに供養の手配を進めることをお勧めします。


 


白木位牌のお焚き上げにかかる費用相場

白木位牌のお焚き上げには、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。費用の考え方と、依頼先による相場の違いについて見ていきましょう。


費用はお布施や供養料として納める

白木位牌のお焚き上げにかかる費用は、多くの場合「お布施」や「供養料」という形で支払います。お布施は僧侶への感謝の気持ちを表すもので、明確な金額が決まっていないことがほとんどです。一方で、専門業者などに依頼する場合は、サービス料金として明確な価格が設定されています。


依頼先別の費用相場

依頼先によって費用は大きく異なります。以下に1柱(1基)のお焚き上げ料金の一般的な相場をまとめましたので、依頼先を選ぶ際の参考にしてください。

依頼先

費用相場

備考

お寺

無料~30,000円

法要後のお布施のみでお焚き上げまで行ってくれる場合もあります。

葬儀社

無料~数千円

葬儀後のアフターサービスとして提供されることが多いです。

仏壇・仏具店

数千円~30,000円

本位牌の購入と同時に依頼するとスムーズです。

お焚き上げ専門業者

3,000円~10,000円

郵送で手軽に依頼できます。

遺品整理業者

5,000円~10,000円

他の遺品整理と合わせて依頼する場合に便利です。

 


白木位牌のお焚き上げを依頼できる場所5選

白木位牌のお焚き上げは、どこに依頼すればよいのでしょうか。ここでは、代表的な5つの依頼先とその特徴を紹介します。


菩提寺や付き合いのあるお寺

先祖代々お世話になっている菩提寺や、葬儀や法要を依頼したお寺に相談するのが最も一般的な方法です。閉眼供養からお焚き上げまでを一貫してお願いできるため、安心感があります。費用は「お布施」として渡すことが多く、他の依頼と合わせて無料で行ってくれる場合もあります。


葬儀を依頼した葬儀社

葬儀を担当してくれた葬儀社に相談するのも良いでしょう。多くの葬儀社では、アフターサービスの一環として白木位牌の引き取りやお焚き上げの手配を行っています。提携しているお寺で合同供養されるのが一般的で、料金も比較的明確です。


仏壇・仏具店

新しく本位牌を購入した仏壇店や仏具店で、引き取りを依頼できる場合があります。本位牌の準備と同時に処分の相談ができるため、手続きが一度で済みます。ただし、店舗自体が供養を行うわけではなく、提携寺院へ取り次ぐ形がほとんどです。


お焚き上げ専門業者

近くに頼めるお寺がない場合や、多忙な方には、郵送で依頼できるお焚き上げ専門業者が便利です。インターネットで申し込み、送られてくるキットに位牌を入れて返送するだけで、供養からお焚き上げまでを代行してくれます。費用が比較的安価なのも特徴です。


遺品整理業者

位牌の他にも仏壇や遺品などをまとめて整理したい場合には、遺品整理業者に依頼する方法もあります。 仏事に関する知識を持ったスタッフが対応し、提携寺院での供養・お焚き上げを行ってくれます。見積もりを取って、サービス内容と費用を確認してから依頼しましょう。

 


白木位牌のお焚き上げ(処分)の基本的な流れ

実際に白木位牌のお焚き上げを依頼する際の、基本的な流れを3つのステップで解説します。


手順1:お焚き上げの依頼先を決定

まずは、これまで紹介したお寺や専門業者などの中から、自分たちの状況に合った依頼先を選びます。菩提寺がある場合は、まずそちらに相談するのが良いでしょう。菩提寺がない場合や、費用を抑えたい場合は、複数の業者から見積もりを取って比較検討することをお勧めします。


手順2:閉眼供養(魂抜き)を依頼

お焚き上げの前には、位牌に宿っている故人の魂を抜く「閉眼供養(へいげんくよう)」または「魂抜き」という儀式が必要です。これにより、位牌は単なる「物」に戻ります。この儀式は、お寺の僧侶に依頼するのが一般的です。お焚き上げとセットで依頼できる場合がほとんどですが、専門業者などに依頼する際は、閉眼供養が含まれているか事前に確認しましょう。


手順3:白木位牌を引き渡してお焚き上げ

閉眼供養が終わったら、白木位牌を依頼先に引き渡します。お寺や葬儀社であれば直接持ち込むか、法要の際に預けることが可能です。専門業者の場合は郵送でご対応ください。その後、依頼先がお焚き上げを行い、供養は完了です。業者によっては、供養が完了したことを証明する「供養証明書」を発行してくれるところもあります。



白木位牌をお焚き上げする際の3つの注意点

故人の魂が宿っていた大切な位牌だからこそ、処分する際には注意すべき点があります。後悔のないよう、以下の3つのポイントを必ず守りましょう。


処分前には閉眼供養(魂抜き)が必要

繰り返しになりますが、白木位牌を処分する前には必ず閉眼供養(魂抜き)を行ってください。この儀式を行わずに処分することは、故人の魂をぞんざいに扱うことになりかねません。浄土真宗のように教義上「魂」の概念がなく閉眼供養が不要な場合もありますが、それ以外の宗派では必須の儀式とされています。


自分で燃やすのは避ける

費用をかけずに済ませようと、自分で燃やして処分することは絶対にやめましょう。廃棄物の不法焼却(野焼き)は法律で禁止されており、罰則の対象となる可能性があります。また、宗教的な観点からも、適切な供養を経ずに焼却することは故人に対して失礼にあたります。



費用だけでなく信頼できる依頼先か確認

費用が安いというだけで依頼先を選ぶのは注意が必要です。特に業者に依頼する場合は、供養をきちんと行ってくれるか、信頼できるかを見極めることが大切です。「遺品整理士」のような資格を持つスタッフが在籍しているか、供養の様子を証明する書類を発行してくれるかなどを確認すると良いでしょう。


 


まとめ

白木位牌のお焚き上げは、故人の供養を締めくくる大切な儀式です。費用や手順は依頼先によって様々ですが、最も重要なのは故人への感謝の気持ちを込めて、丁寧にお見送りすることです。本記事で紹介した情報を参考に、ご自身の状況や考えに合った方法を選び、心を込めて供養を執り行ってください。

 

「菩提寺とのお付き合いがない」「忙しくてお寺に行く時間が取れない」など、白木位牌の依頼先でお困りではありませんか?

 

「さくらサービス東京」は、郵送で白木位牌のお焚き上げを依頼できるサービスを提供しています。お送りいただいた白木位牌は、提携寺院にて僧侶が丁寧に閉眼供養(魂抜き)を行った後、責任をもってお焚き上げいたします。→※供養の様子はコチラ


料金も明確で、ご希望の方には「ご供養証明書」も発行しておりますので、安心して故人様をお見送りいただけます。四十九日を終えた大切な節目に、ぜひ公式サイトをご覧ください。



ree
さくらサービス東京の供養場
さくらサービス東京の供養の様子

コメント


© 2025 sakuraservicetokyo. All Rights Reserved.

bottom of page